【記者のひとこと】地獄と天国
「この世の終わり」のようなフリーフォールが、2月の下旬から3月の下旬にかけての1カ月間で起きました。株価の暴落です。日経平均は、2月21日から3月19日までの間に1万6552円83円まで29.2%も下落。NYダウは、2月21日から3月23日までの間に1万8591ドル93セントまで、何と35.9%もの大暴落を演じました。激しい下落時に取引を一時停止するサーキットブレーカーが4回も発動されたほどです。
ところが、12月9日の終値はNYダウは大底から61.7%も大幅上昇して3万68ドル81セント、日経平均も2万6817円94銭と62.0%もの劇的なV字回復を見せています。史上最高値を更新するNYダウと、29年ぶりに2万5000円台を回復した日経平均という構図です。
地獄と天国はコインの裏表。「禍転じて福と為す」力こそ、今、企業に求められている底力ではないでしょうか。(道越一郎)
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