【記者のひとこと】踏みとどまる力

コラム

2020/12/10 10:00

 コロナ禍で事業環境が大きく変容する中、「レジリエント」が改めて注目されています。直訳すると「弾力性」「柔軟性」ですが、NTTデータの本間洋社長は「踏みとどまる力」と意訳しています。

 NTTデータは今期(2021年3月期)、減収減益の見通し。本来ならば32期連続増収を目論んでいた同社ですが、コロナ禍で状況が一変してしまいました。

 本間社長は、今こそ「踏みとどまる力を発揮するときだ」と、国内外の従業員約13万3000人に向けてレジリエントを訴求。下期の残り期間で、減収幅をできる限り圧縮していく方針を示しています。(安藤章司)

【関連記事はこちら】
SIerの上期決算 受注環境に好転の兆しあり マイナスとプラスの要因がせめぎ合う
社会全体のデジタル変革に 積極的に関わっていく 豆蔵ホールディングス 代表取締役会長兼社長 荻原紀男
オフィスや現場をデジタルで変革 ヘルスケアと合わせて三つの柱で成長へ コニカミノルタジャパン 代表取締役社長 大須賀健
キヤノンMJ 電子契約サービスに参入 契約の前段階から保管までをフルカバー
JBCC ローコード売上高1.5倍目指す SIの3割に活用、粗利も10ポイント改善
「中小企業 デジタル化 応援隊事業」が始動 デジタル化の波は広がるのか