三菱UFJ銀行は11月26日、参加登録(エントリー)の上、「Eco通帳」に切り替えると、先着10万人に現金1000円をプレゼントする「Eco通帳(インターネット通帳)に切り替えてもれなく1,000円プレゼント」キャンペーンを開始した。期間は2121年3月15日まで。過去にも何度か、Eco通帳への移行をうながす現金プレゼントキャンペーンを実施しているが、実施中の「毎日ログインキャンペーン」とあわせ、インターネット専業銀行と同じ「通帳レス」に本腰を入れるようだ。
11月11日に開始した毎日ログインキャンペーンは、三菱UFJ銀行のインターネットバンキングサービス「三菱UFJダイレクト」契約者が、11月11日~21年3月25日23時59分のキャンペーン期間中に三菱UFJダイレクトまたはスマートフォンアプリ「三菱UFJ銀行」にログインするだけで、抽選で1回500円・期間中累計1000円が当たる、エントリー不要のキャンペーン。当選人数は毎日100人で、当選者には原則毎週金曜日頃、三菱UFJダイレクトの代表口座に入金する。
実際にサービスを使っているユーザーの一人として、度重なるリニューアルを重ねた今の三菱UFJダイレクトは比較的使いやすく、アプリも分かりやすい。普通預金の金利は他の都市銀行同様、極めて低く、預金先として魅力はないが、口座引き落としなど、支払い中心のメインバンク、セカンドバンクとして三菱UFJ銀行はおすすめの銀行の一つだ。今回の毎日ログインキャンペーンをきっかけに、アプリに生体認証でログインできるよう設定した。実施中または近年実施された数々のキャンペーンから、インターネットバンキング・Eco通帳をより多くの口座保有者・新規口座開設者に使ってもらおうと、銀行側の強い意図が感じられる。
一部の銀行公式アプリは、口座に入金があるとスマートフォンに通知が届き、その通知に入金額が記載されていないので、気になってアプリにログインせざるを得ない仕組み。長期間ログインしていないと、アプリの存在や振込・ワンタイムパスワード認証などの操作方法を忘れられてしまうので、各金融機関ともさまざまなキャンペーンを展開し、アプリの通知やメールマガジンで積極的に告知している。
みずほ銀行・三井住友銀行は21年春以降、新規口座開設者の通帳発行の有料化に踏み切る(みずほ銀行は21年1月18日から、三井住友銀行は21年4月1日から)。既存口座や一定年齢以上の高齢者は有料化の対象外だが、都市銀行は実質的に「資産運用・コンサルティングの相談が可能な店舗網のあるインターネット銀行」と認識を改めたほうがいいだろう。
「普通預金などの残高は、インターネット通帳(ウェブ・アプリ)や、そこから出力したCSVなどのデータで管理する」「振り込みはインターネットバンキングや自動入金サービスを利用する」「クレジットカード、スマホ決済(コード決済)、FeliCa/NFC(電子マネー)など方式の異なるキャッシュレス決済サービスを複数使い分ける」、この三つを実践するだけでお金の管理はしやすくなる。あとは、紛失しやすい食事券・商品券などの金券、回数券などがデジタル化されると、もっと管理しやすくなるだろう。「絶対に紙の通帳のほうが管理しやすい」という意見も尊重されるべきだが、3大メガバンクと呼ばれる都市銀行の方針とは合わなくなっている。(BCN・嵯峨野 芙美)
11月11日に開始した毎日ログインキャンペーンは、三菱UFJ銀行のインターネットバンキングサービス「三菱UFJダイレクト」契約者が、11月11日~21年3月25日23時59分のキャンペーン期間中に三菱UFJダイレクトまたはスマートフォンアプリ「三菱UFJ銀行」にログインするだけで、抽選で1回500円・期間中累計1000円が当たる、エントリー不要のキャンペーン。当選人数は毎日100人で、当選者には原則毎週金曜日頃、三菱UFJダイレクトの代表口座に入金する。
実際にサービスを使っているユーザーの一人として、度重なるリニューアルを重ねた今の三菱UFJダイレクトは比較的使いやすく、アプリも分かりやすい。普通預金の金利は他の都市銀行同様、極めて低く、預金先として魅力はないが、口座引き落としなど、支払い中心のメインバンク、セカンドバンクとして三菱UFJ銀行はおすすめの銀行の一つだ。今回の毎日ログインキャンペーンをきっかけに、アプリに生体認証でログインできるよう設定した。実施中または近年実施された数々のキャンペーンから、インターネットバンキング・Eco通帳をより多くの口座保有者・新規口座開設者に使ってもらおうと、銀行側の強い意図が感じられる。
一部の銀行公式アプリは、口座に入金があるとスマートフォンに通知が届き、その通知に入金額が記載されていないので、気になってアプリにログインせざるを得ない仕組み。長期間ログインしていないと、アプリの存在や振込・ワンタイムパスワード認証などの操作方法を忘れられてしまうので、各金融機関ともさまざまなキャンペーンを展開し、アプリの通知やメールマガジンで積極的に告知している。
インターネットバンキングを使いこなそう
年末年始や、4月末~5月上旬の大型連休中はATMが一斉に休止となり、確かに2、3年前までは期間中、現金が引き出せなくて困ったこともあったが、ここ1、2年は特に支障はない。ATMからの現金引き出しは給与振込先の1銀行のみ、他は原則利用しないと決めたので、コンビニATM手数料の値上げ、窓口やATMの各種手数料の値上げ、コンビニATM手数料が無料になる優遇プログラムの改悪、連休中のATM利用休止などは、実害のない他人事の話題だった。みずほ銀行・三井住友銀行は21年春以降、新規口座開設者の通帳発行の有料化に踏み切る(みずほ銀行は21年1月18日から、三井住友銀行は21年4月1日から)。既存口座や一定年齢以上の高齢者は有料化の対象外だが、都市銀行は実質的に「資産運用・コンサルティングの相談が可能な店舗網のあるインターネット銀行」と認識を改めたほうがいいだろう。
「普通預金などの残高は、インターネット通帳(ウェブ・アプリ)や、そこから出力したCSVなどのデータで管理する」「振り込みはインターネットバンキングや自動入金サービスを利用する」「クレジットカード、スマホ決済(コード決済)、FeliCa/NFC(電子マネー)など方式の異なるキャッシュレス決済サービスを複数使い分ける」、この三つを実践するだけでお金の管理はしやすくなる。あとは、紛失しやすい食事券・商品券などの金券、回数券などがデジタル化されると、もっと管理しやすくなるだろう。「絶対に紙の通帳のほうが管理しやすい」という意見も尊重されるべきだが、3大メガバンクと呼ばれる都市銀行の方針とは合わなくなっている。(BCN・嵯峨野 芙美)