Go To Eatで「4人以下」の人数制限、対象の9都道府県を発表

販売戦略

2020/11/24 18:30

 農林水産省は11月20日、Go To Eatキャンペーンで食事券やポイントの付与・利用する際の感染防止強化策として「4人以下の単位」という人数制限を設けた9都道府県を発表した。

農水省の「Go To Eatキャンペーン」

 具体的には北海道、埼玉、千葉、東京、愛知、京都、大阪、兵庫、沖縄。これらのエリアの飲食店に対し、21日から順次、利用客が4人以下の単位になるように、パーティションやアクリル板、テーブル、個室などを使ったり、各グループの客同士が最低1メートル以上空くように席を配置するなどの対応を促した。それ以外の県では、発表時点で人数制限を導入していない。

 同一グループであっても、利用客を物理的に分ける必要がある。そのため、5人以上の食事券の利用やポイント付与・利用を妨げるものではなく、あくまでもテーブルを分けるなどして4人以下の単位で飲食することを推奨する。

 4人に子どもと介助者は含まれない(北海道は、子どもではなく未就学児が含まれない)。また、同居家族(北海道、埼玉、千葉、東京、沖縄)や家族(愛知、京都、大阪、兵庫)のみで食事する場合は人数制限の対象にならない。
 

 また、道府県によって食事券の利用についての細かい留意事項が示されている。例えば、大阪府は、5人以上のグループをテーブルやパーティションで物理的に4人以下としても、食事券は使えない。すでに販売された食事券でも、4人以下の飲食でしか使えないほか、2時間以上の宴会や飲み会は控えて、「静かに飲食」「会話の際はマスクの徹底」を要請している。

 他には、北海道で2時間を超える長時間の飲食を控える、神奈川県で「マスク会食」の奨励、京都府で「マスクを外すなら大声はださない」「宴会は2時間を目安に」「体調が悪ければ参加しない」の会食機会の「3つの約束」を要請している。