地元情報に強い人限定 今年iPhoneを最も安く買う方法

時事ネタ

2020/11/07 19:00

 新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、停滞した地域の経済活動と低下した消費マインドを喚起するため、市町村・特別区、商工会議所が発行主体となり、国の補助によって20~50%のプレミアムがついた「プレミアム付き商品券」が全国各地で発行された。発行時期・利用可能期間・購入資格・プレミアム率・購入上限・申込(販売)方法・利用可能店舗は自治体によって異なり、申込多数のため抽選に外れた場合は購入できない。

 全国共通の「Go To トラベルキャンペーン」、都道府県単位の「Go To Eatキャンペーン」に比べると、ほとんど話題になっていないが、新型コロナ対策のプレミアム付き商品券は、プレミアム率が過去最高水準の20~50%と高いため、実はかなりお得だ。しかも、利用可能店舗にiPhoneを取り扱っているキャリアショップ(ドコモショップ・auショップ・ソフトバンクショップ)や家電量販店・ホームセンターがあれば、全国どこでもほぼ同じ価格のiPhoneやブランド商品の購入にも使えるので、今も販売中(抽選受付中)なら上限額まで買って損はない。
 
「令和2年度三鷹市プレミアム付商品券」(プレミアム率50%)は、市内在住・在勤・在学・在活者(市内で何らかの活動をする人)に限り、デジタル商品券か紙商品券のどちらか一方を1人につき3万円まで購入可能だった。当初は先着順だったが2日目から抽選制に変更、10月4日の抽選分で完売した

お得度はプレミアム率・購入上限によって変わる

 商品券の購入額に対し、プレミアム率50%・購入上限2万円の場合は2万円還元、購入上限5万円の場合は5万円還元に相当する。現在実施中の利用金額に応じてもれなく還元される方式のクレジットカードやスマートフォン決済サービスのキャンペーンの還元上限・ポイントプレゼント総額は最大でも1万円相当なので、今年最も得をするiPhoneの買い方は、事前に入手したプレミアム付き商品券の利用だったのだ。
 

 「だった」と過去形で結んだ通り、既に多くの自治体で完売・抽選受付終了となっているため、これから新たにプレミアム付き商品券を入手することは難しいが、今後、第2弾・第3弾があった場合に入手できるよう居住する自治体はもちろん、勤務先の自治体の公式Facebookページ・公式LINEなどをフォローしておこう。また既に入手済みなら、利用可能店舗にキャリアショップや家電量販店が加わっているか確認しよう。(BCN・嵯峨野 芙美)