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コロナ禍で来場者数6割減の動物園・水族館、生配信で寄付募る

販売戦略

2020/11/06 06:30

 百瀬製作所は、同社が発行する『どうぶつのくに』が動物園の現場から行う有料生配信イベント「KIFU ZOO」を企画したと11月4日に発表した。KIFU ZOOによる放送収益は、実費を除いて全て動物園に寄付される。

KIFU ZOO

 KIFU ZOOは、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮して、開園自粛や入場制限を続けることで、来場者収入の減少に苦しむ動物園や水族館を支援するために行われる。

 配信は、ライブ配信サービス「ツイキャス」を通じて実施し、チケット代がそのまま寄付になるので参加しやすく、生配信ならではのリアルタイムでの解説を聞けるので、タイムリーに見識が得られるなど、実際に動物園や水族館に行くのとは違った楽しみが得られる。

 11月8日には、旭山動物園(北海道)の冬支度を生配信し、冬季開園に向けての準備のために閉園している同園から、鳥のフフライングゲージの冬支度や、可愛いレッサーパンダの双子赤ちゃんの様子を紹介する。
 
11月8日には旭山動物園冬支度を配信

 12月20日に冬を迎える動物たちの「毛」をテーマに、ホッキョクグマやエゾジカ、トナカイの様子を、2021年1月1日に同園の冬の風物詩「ペンギンのさんぽ」の様子を届ける。
 
12月20日には冬を迎える動物たちの「毛」をテーマに配信、
2021年1月1日には「ペンギンのさんぽ」の様子を配信する

 チケットは、ツイキャスのアプリ内で購入が可能で、購入後約1週間、アーカイブ視聴もできる。また、配信中はコメントが可能なほか、“投げ銭”の仕組みも用意している。