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若いほど得する「ドコモのロング学割」 ギガライトならずっと2GB増量・500円割引

 KDDIが10月16日に「auワイド学割」、ソフトバンクが10月23日に「SoftBank学割」の提供を開始した。NTTドコモも、10月30日に「ドコモのロング学割」を開始し、大手3キャリアの春商戦向け学割キャンペーンが出そろった。まだ2020年だが、ターゲットは21年春入学の学生たちだ。

「auワイド学割」「SoftBank学割」に続き、「ドコモのロング学割」がスタート

 各社の学割の対象年齢・特典内容はだいぶ異なる。ドコモのロング学割は、MNP・新規契約、機種変更、契約変更で対象プラン(ギガホ・ギガライト・5Gギガホ・5Gギガライト)を契約し、22歳以下の学生・子どもを利用者として登録すると、「U22特典」として、利用者が満23歳になる月まで毎月1000円または500円割り引き、加えて「+2GB特典」として、従量課金のギガライト・5Gギガライトについて1カ月当たり2GB、データ容量を増量する。受付期間は21年5月31日まで。

 子どもの年齢が15歳以上で、オンライン学習などで動画をたくさん視聴する場合や、すぐに満23歳に達する場合にギガホ・5Gギガホ、15歳未満や基本的に電話として使う場合にギガライト・5Gギガライトがおすすめだ。割引額は、ギガホ・5Gギガホが毎月1000円、ギガライト・5Gギガライトが毎月500円。

 さらに期間限定特典として、初回適用月から最大6カ月、5Gギガホで毎月2500円、ギガホで毎月2080円、ギガライト・5Gギガライトで毎月500円、それぞれ割り引く。5Gギガホは、最大6カ月1000円割り引く「5Gギガホ割」も同時適用され、当初6カ月間、ギガホならわずか月額900円、他のプランでも月額980円で利用できる。
 
5Gギガホ・5Gギガライトの「ドコモのロング学割」適用時の料金イメージ

 契約変更とは、「3G/4G/5Gの各通信サービス間の変更」を指し、機種持ち込みも対象。つまり、iPhone 11以前のユーザーが5G対応の「iPhone 12/12 mini/12 Pro/12 Pro Max」のSIMフリー版を購入して、従来のXiから5Gに契約変更した場合も割引対象となる。なお、契約形態に応じた事務手数料が必要。
 
ギガホ・ギガライトの「ドコモのロング学割」適用時の料金イメージ

 注意点として、5Gギガライト・ギガライトを契約中で、19年12月1日から提供している「ドコモのプランについてくるAmazonプライム」特典を適用した回線は、今回のロング学割は利用できない。また同一の利用者で、複数回線の学割適用は不可。

子どものスマホ料金は学割+光セット割で下げられる

 1回線につき最大1000円割り引く「みんなドコモ割」の対象となる回線が3回線以上という条件付きで、ドコモのロング学割は現時点で「携帯料金値下げ」に最も近い料金プランだ。iPhone 12などのSIMフリーの5G対応機種を購入し、機種持ち込みで、子どもを利用者として登録して5Gギガライトに契約変更すると、通常1980円のところ、月額1480円で毎月3GBまで使えるからだ。

 また、ドコモのロング学割の三つの特典のうち、U22特典は、満23歳に達するまで適用されるので、例えば5Gギガライト10年継続で6万円、5Gギガホ10年継続で12万円、学割を適用せずに同じ料金プランを利用するより負担が減る。つまり利用者の年齢が若いほど得で、長期間の縛りと引き換えに、累計割引額はかなり多い。
 
月額料金の最安例は「みんなドコモ割(3回線以上)」「ドコモ光セット割」「dカードお支払割」適用時。
全て適用なしだとギガライト・5Gギガライトはプラス1170円、ギガホ・5Gギガホは2170円上乗せとなる

 前年度の「ドコモの学割2020」は19年12月1日開始だったので、今年はだいぶ早まった。受付期間がまだ半年以上あるので急ぐ必要はないが、最新機種を使いたい学生と学生の親は、各社の学割キャンペーンは要チェックだ。(BCN・嵯峨野 芙美)