【記者のひとこと】「AI OCR」のマルチエンジン化が進む
デジタル化が進んだとはいえ、手書きの申請書は意外に多く残っています。以前は人間の手で業務システムに入力していたのですが、近年は深層学習AIの技術革新によって機械で読み取ることが多くなりました。
手書き文字の読み取り精度は、AIエンジンの性能によって大きく左右されます。そこで、キヤノンマーケティングジャパングループはAI OCR製品の最新版で、複数の開発元のAIエンジンを最大6種類を選択できる“マルチエンジン”機能を実装しました。
一つの汎用的なエンジンを使うより、金額や活字、チェックボックス、氏名、住所などに最適化された複数のエンジンを使い分けることで精度を一段と高めたとのこと。単気筒エンジンより2気筒、4気筒と増やした方が、パワフルで安定した動力を得られるのと似ているのかもしれません。(安藤章司)
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