3キャリアともMNPで大幅割引、auは機種変更も得―キャリア版iPhone価格比較
モデルチェンジした新iPhone4機種のうち、先陣を切って発売になった「iPhone 12」の64GBと「iPhone 12 Pro」の128GBのNTTドコモ・au・ソフトバンクのオンラインショップでの一括販売価格を比較した。キャリアのオンラインショップと店頭販売価格は異なる可能性が高いが、在庫があれば、キャリアの乗り換えを視野に入れつつ価格を比較できる、家電量販店で購入する際の参考にしていただきたい。
5G WELCOME割は、2020年3月25日に開始した、対象の契約形態で、対象の5G対応機種を購入すると本体価格を最大2万2000円割り引くキャンペーン。店舗で割引、オンラインショップでdポイントによる還元となる。iPhone 12シリーズは、現時点でMNPのみ対象。対して、「Galaxy S20 5G SC-51A」「AQUOS R5G SH-51A」などのAndroidスマートフォンは契約変更(4G対応機種から5G対応機種への機種変更)でも対象となっている
3キャリアで唯一、新規契約でも1万1000円の割引があるが、auの5G向け料金プランの月額料金は、「家族割プラス(4人以上)」適用時・固定回線とのセット割引適用時の「最安例」であり、セット割引なしの1人での利用だと、最安例の金額プラス3020円と、ぐっと高くなる。少なくとも家族2人以上でなければ、新規契約・乗り換えをおすすめできない状況だ。
総務省が10月27日に公表した「アクション・プラン」では「通信料金・端末代金の完全分離」が挙げられ、今年秋に指針を改正するという。つまり、完全分離によって今後近いうちに回線契約に伴う端末割引が認められなくなる可能性があり、大幅な割引がある買い方(ドコモ・au・ソフトバンクへMNP)で購入するなら今がチャンスだ。(BCN・嵯峨野 芙美)
ドコモ
ドコモのiPhone 12 Pro(128GB)はドコモオンラインショップ価格12万9096円のところ、MNPだと「5G WELCOME割」適用で2万2000円割引となる(割引適用後10万7096円)。同じく、iPhone 12(64GB)は10万1376円のところ、MNPだと5G WELCOME割で2万2000円割引となり、10万円を切る(割引適用後7万9376円)さらに、dカードで支払うと、ドコモオンラインショップはdカード特約店なので、別途、通常の2倍(2%)のdポイントが獲得できる。5G WELCOME割は、2020年3月25日に開始した、対象の契約形態で、対象の5G対応機種を購入すると本体価格を最大2万2000円割り引くキャンペーン。店舗で割引、オンラインショップでdポイントによる還元となる。iPhone 12シリーズは、現時点でMNPのみ対象。対して、「Galaxy S20 5G SC-51A」「AQUOS R5G SH-51A」などのAndroidスマートフォンは契約変更(4G対応機種から5G対応機種への機種変更)でも対象となっている
au
auのiPhone 12 Pro(128GB)は、au Online Shop価格12万7495円のところ、20年4月1日に開始した「au Online Shop お得割」で、MNPで2万2000円割引、新規契約で1万1000円割引となる。別途、条件を満たす機種変更に限り、5500円割り引く「5G秋トクキャンペーン」を実施している。iPhone 12(64GB)は、au Online Shop価格10万3430円のところ、同様に2万2000円(MNP)・1万1000円割引(新規)・5500円割引(機種変更)となり、3キャリアで唯一、機種変更でもiPhone 12(64GB)が10万円を切る。3キャリアで唯一、新規契約でも1万1000円の割引があるが、auの5G向け料金プランの月額料金は、「家族割プラス(4人以上)」適用時・固定回線とのセット割引適用時の「最安例」であり、セット割引なしの1人での利用だと、最安例の金額プラス3020円と、ぐっと高くなる。少なくとも家族2人以上でなければ、新規契約・乗り換えをおすすめできない状況だ。
ソフトバンク
ソフトバンクのiPhone 12 Pro(128GB)は一括払い13万7520円のところ、MNPだと「【オンライン限定】web割」で2万1600円割引(割引適用後11万5520円)、機種変更でも5280円割引(割引適用後13万2240円)となる。iPhone 12(64GB)も同様に、一括払い11万880円のところ、MNPだと2万1600円割引(割引適用後8万8880円)、機種変更で5280円割引(割引適用後10万5600円)となる。ただし、web割は大容量プランの「メリハリプラン」加入時のみ適用される。総務省が10月27日に公表した「アクション・プラン」では「通信料金・端末代金の完全分離」が挙げられ、今年秋に指針を改正するという。つまり、完全分離によって今後近いうちに回線契約に伴う端末割引が認められなくなる可能性があり、大幅な割引がある買い方(ドコモ・au・ソフトバンクへMNP)で購入するなら今がチャンスだ。(BCN・嵯峨野 芙美)