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東京電力EP、スマホを利用した「SMS選択払い」導入 コンビニ振込票を置きかえ

販売戦略

2020/10/22 17:00

 東京電力エナジーパートナー(東京電力EP)は2020年11月以降、順次「従量電灯B」など従来の電気料金プランの「電気使用量のお知らせ」を、紙の検針票から専用ウェブサイトでの通知に変更する。また、対象料金プランの振込用紙による支払いを、スマートフォン(スマホ)のみ利用可能な新たな支払いサービス「SMS選択払い」に変更する。

従来の請求書払いと比較した
「SMS選択払い」のメリット

 SMS選択払いはGMOペイメントゲートウェイが提供する決済ソリューションを利用したスマホのショートメッセージサービス(SMS)に、請求情報と利用者専用の決済画面のURLを通知し、「PAYSLE決済」と「クレジットカード決済」の2通りから選べる完全ペーパーレスのシステム。対象料金プラン(スタンダードS・Lなど)を契約し、契約時に携帯電話番号を届け出ていて、振込用紙で支払っている場合は自動的に移行する。

 PAYSLE決済は、URLにアクセスし、インストールしたPAYSLEアプリ内に表示されるバーコードで従来同様、コンビニエンスストアで支払う仕組み。クレジットカード決済の場合、スマホだけでいつでもどこでも支払える。

 対象契約者には、今年10月から来年1月にかけて、具体的な変更の時期などの詳細をチラシで事前に案内する。なお、携帯電話番号を届け出ていない場合はこれまで同様、振込用紙を郵送する。

従来料金プランの紙の検針票は希望者のみに

 電気使用量のお知らせ方法の変更は、電気料金自由化前の料金プランに加入している契約者が対象で、専用ダイヤルまで連絡があれば引き続き、紙の検針票を郵送する。

 専用のウェブサイト(https://www.kenshin.tepco.co.jp/)では、事業所コード・お客さま番号などを入力するだけで、これまでの電気料金・電気使用量を最大2年分確認できる。対象契約者には、同じく今年10月から来年1月にかけて、具体的な変更の時期など詳細をチラシで事前に案内する。

 東京電力は、この機に新料金プランの切り替えを呼びかけている。なお、21年3月日から新料金プラン・対象料金向けのポイントサービス「くらしTEPCOポイントサービス」を変更し、利用料金に応じたポイント付与から、月1回以上のログインで月50または100ポイント付与となる。