Go To Eatのおすすめ予約サイトは? 主要5社の特徴を比較

販売戦略

2020/10/21 18:00

 コロナウイルスに対する経済対策の一環として、「Go To Eatキャンペーン」が実施されている。プレミアム付き食事券の発行と、オンライン予約サイトからの予約・来店でポイントを付与するという2通りの方法で、外食需要を喚起する狙いだ。なかでも本稿では、予約・来店でのポイント付与について、主要5社の予約サイトを比較する。お得な外食の参考にしてもらいたい。

政府は「Go To Eat キャンペーン」外食需要を喚起している

登録店でお得に楽しめるGo To Eatキャンペーン

 Go To Eatキャンペーンは以下の2つの事業から成り立っている。
・地域内の登録店舗で使える、購入金額の25%分のプレミアムが付いた食事券の発行
・オンライン予約サイトで予約・来店した人へ、次回以降に使える1人最大1000円分のポイント付与
どちらもお得に外食ができるとあって人気を博しているようだ。

 しかし、後者のオンライン予約サイトはいくつもあり、どこを使えばお得なのかわかりづらい状況となっている。せっかく使うならできるだけお得に食事を楽しみたいので、主要5社を比較してみた。

 なお、Go To Eatキャンペーンによるポイント付与は、ランチの場合1人当たり500円以上、ディナーの場合1人当たり1,000円以上利用した場合のみというルールが新たに制定されている。予約の際は注意したい。
 
Go To Eatのポイント事業のフロー

食べログ

 「食べログ」の特徴はなんといっても、ポイントの有効期限が長い点。2021年5月末まで有効なので、慌てずに使うことができる。貯めたポイントのみで高級なコースを楽しむ使い方もアリだ。

 一方、ポイント付与の時期が、来店翌月の10日というのはマイナスポイント。付与されたポイントでまた外食がしたいと思っても、すぐには使えない。

ぐるなび

 「ぐるなび」はGo To Eatによるポイントのほかに、来店ポイントが付与される点がメリット。来店1人に対してディナーなら100ポイント、ランチでも25ポイントゲットでき、Go To Eatをさらにお得に楽しめる。

 しかしながら、1カ月当たりのポイント付与上限が10回と厳しめなのが難点。月に何回も利用したい人にはおすすめできない。

ホットペッパーグルメ

 「ホットペッパーグルメ」は、来店してからポイント付与までの期間がほかよりも短くなっている。来店の7日後に付与されるので、貯まったポイントで外食をしたいという場合に有利になる。また、ネット予約に対応している店数が多いのもうれしいところだ。

 ただし、ポイントの有効期限が翌々月末と短めな点には注意。いつの間にか切れていたということがないようにしたい。なお、10月のポイント付与のみ、付与日が変則的なので注意してほしい。

・10/1~10/15の来店は10/29に付与
・10/16~10/23の来店は11/9に付与

Yahoo!ロコ

 Yahoo!ロコではGo To Eatポイントとは別にPayPayボーナスライトもゲットできる。PayPayの登録や連携が必要だが、初回のコース利用で20%分のポイントが還元されるところがうれしいポイント。しかも、利用可能範囲が広いので、この機会に一度使ってみてもいいかもしれない。

 一方、Go To Eatポイントの期限が60日間と短いのが難点。月に一度は外食に行くなら問題ないが、頻度が低い場合は使い切れない可能性もある。

一休.com

 一休.comは10月31日まで会員のみの特典として予約時にポイントを利用することで、一休ポイントを10%還元するキャンペーンを実施中。コースプランのみが対象ではあるが、高いコースを頼むほど得をする。普段は食べないような高級コースをお得に楽しむチャンスだ。

 デメリットはポイント付与までの日数が長い点。ゲットしたポイントを繰り返し使いながら外食するには不向きといえる。
 
農林水産省「Go To Eatキャンペーン」

お得に外食を楽しみながら日本の経済に貢献しよう!

 Go To Eatキャンペーンは外食がお得になることもうれしいが、それによって日本の経済活性化に貢献できるのも大きなメリットだ。現在はコロナ禍で疲弊しているが、自らの消費活動が巡り巡って返ってくることになるかもしれない。新型コロナの影響で外に出るにも気を遣う日々が続いているが、Go To Eatキャンペーンを有効活用して外食をお得に楽しみたい。