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「科学」の学研が本気で作った天体望遠鏡キット、月のクレーターもくっきり

時事ネタ

2020/10/15 13:00

 学研ホールディングスのグループ会社である学研プラスは、「科学と学習PRESENTS」シリーズの新刊「天体望遠鏡ウルトラムーン」を10月22日に発売する。

「科学と学習」の「天体望遠鏡ウルトラムーン」

 天体望遠鏡キットは、「科学と学習」の創刊時以来、学研の科学教育キットの定番商品として改良を重ねてきた。そのノウハウを詰め込んだ最新版となる「天体望遠鏡ウルトラムーン」は、組み立てが簡単で星を探しやすく、はじめての天体観測に最適な望遠鏡となっている。都市部でも月のクレーターまでくっきり見えるという。
 
「科学と学習PRESENTS」シリーズの新刊「天体望遠鏡ウルトラムーン」

 対物レンズには、凸レンズと凹レンズを組み合わせることで色のにじみを少なくした、光学ガラス製アクロマートレンズを採用。視野が広いケプラー式望遠鏡で、はじめての人でも天体を見やすい設計とした。

 また、接眼レンズは明るくて星を探しやすい12倍と、月のクレーターもはっきり見えるほど大きく拡大できる25倍の、2種類のレンズユニットを交換可能。三脚穴付きのため、一般カメラ用などの三脚につけることで25倍でもブレずに観測できる。
 
対物レンズユニットの内部。色のにじみが少ない光学ガラス製アクロマートレンズを使用(左)。
星を探しやすい12倍(右上)と、より大きく拡大できる25倍(右下)のレンズユニットの交換が可能

 さらに、天体望遠鏡ウルトラムーンは、月以外にも様々な天体を観察することが可能。木星や土星などの惑星から、天気などの条件がよければプレアデス星団やアンドロメダ銀河、「銀河鉄道の夜」にも登場したはくちょう座の美しい二重星アルビレオまで、はるか彼方の星々の世界を観察できる。
 
月のクレーターもはっきり見える

 付属のガイドブックは、天体望遠鏡の組み立て方や使い方だけでなく、月の秘密や望遠鏡で観察できるおすすめの天体なども解説しており、調べ学習にも活用できる。税別価格は2500円。