【記者のひとこと】ドコモ完全子会社化で法人事業は今、「電話」が熱い!
先週は、NTTが株式の66%を握る子会社・NTTドコモの残り全株を取得し、完全子会社化するという大ニュースが入ってきました。携帯電話加入者数ではシェアトップのドコモですが、営業利益でKDDI、ソフトバンク(通信事業会社)に続く第3位。5Gの設備投資が重く押しかかる中、収益性向上に向けた大胆なテコ入れ策との見方が主流です。
通信市場での競争の必要性が叫ばれている今、そもそも競争促進のために分離した移動体通信事業を再びNTT本体へ戻すのはいかがなものか、といったさまざまな視点での議論がありますが…… それらはひとまず横において、法人向けの事業に関して言えば、ドコモとNTTコミュニケーションズ(NTT Com)の連携を強化する方針が表明されており、業界に大きな風を引き起こすことは間違いないと考えられます。
携帯電話では、盤石の信頼感を発揮しながらも、法人向けソリューションの提供でKDDIやソフトバンクに比べて勢いの弱かったドコモ。ここに法人中心のビジネスを展開してきたNTT Comのサービスや営業力が加わり、モバイルと固定を融合した新たな提案が出てくることが期待されます。NTTグループの大型再編が法人向け通信市場をどう変えるか、注目していきたいと思います。
(日高 彰)
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NTT 4兆3000億円でドコモを完全子会社化
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