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インフルエンザ予防に加湿器を 予防接種は事前予約が必要 1回目は10月中に!

時事ネタ

2020/10/01 19:00

 毎年12月から翌年3月にかけて流行するインフルエンザ。そのインフルエンザへの罹患を未然に予防するインフルエンザワクチンの接種は任意だが、多くの自治体で65歳以上の高齢者に対しては接種費用の助成がある。

インフルエンザ予防接種 今年は働く社会人は10月26日以降に

 厚生労働省が示した「(2020年度)季節性インフルエンザワクチン接種時期ご協力のお願い」によると、今年は65歳以上の高齢者など、予防接種法に基づく定期接種対象者は2020年10月1日以降、早めの接種を推奨し、医療従事者を含め、定期接種対象者以外は10月26日まで待ってほしいと呼びかけている。
 
厚生労働省が示したガイドライン

 実は新型コロナウイルス対策として、今年度に限り一部の自治体では65歳以上の高齢者、60歳以上65歳未満で基礎疾患をもつ人へのインフルエンザ予防接種を無償化する。費用負担なしのうえ、働く世代より優先的に接種できるのだ。無償化を実施しない自治体でも、従来通り、助成対象期間内なら1回1000円程度で接種できる。

 基本的には10月26日以降、医療従事者、65歳未満の基礎疾患をもつ人、妊婦、生後6カ月以上~小学校2年生の子どもが接種可能になる。費用は1回4000円弱が主流だが、安さをウリに、1回目最大3000円・2回目2000円に設定しているクリニックもある。大半の医療機関はインフルエンザ予防接種には予約が必要で、オンライン予約すら珍しく、ほとんど電話での受け付けだ。このため数少ない、予約不要・診療時間内いつでも予防接種可のクリニックをおすすめしたい。

 13歳未満の子どもは、予防効果を発揮するため、インフルエンザワクチンは2回接種が推奨されている。今年度に限った特例措置ならば、優先すべきは、高齢者ではなく、1回目の接種と2回目の接種を1カ月空ける必要がある、2回接種推奨の13歳未満の子どもだったはずだ。このため、クリニックによっては、10月26日を待たずに、13歳未満の子どもは接種可能だと案内している。1回目のインフルエンザワクチン予防接種は10月中が望ましい。こうなると今年は10月26日~31日の5日間しかチャンスはない。
 
今冬に備え、インフルエンザ予防接種を希望するなら、
早々に予約を入れるか、予約不要のクリニックを探しておこう

 空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなるといわれており、とくに乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことも効果があるとされる。室内の湿度を保つ加湿器は厚生労働省お墨付きの家電なので、保有していなければ今冬こそ購入を検討しよう。(BCN・嵯峨野 芙美)