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ECプラットフォーム「Shopify」がPayPayとJCBに対応、日本向けPOSの新機能も

経営戦略

2020/09/30 12:30

 ECプラットフォーム「Shopify(ショッピファイ)」を展開するShopify Japanは9月29日、オンライン会見を開催した。オンライン決済でスマートフォン(スマホ)決済サービスのPayPayに対応したことに加え、Shopifyペイメントに新たにJCBが加わるなどの新機能を発表した。実店舗とネットショップの在庫や配送状況がリアルタイムで同期するPOSの新機能も発表した。

決済手段がPayPayに対応

 マーク・ワング カントリーマネージャーは、新型コロナウイルスの影響で消費者の購買行動のオンラインシフトが高まり、2020年上期の事業者の総売上高が約5兆円に達し、2006年の創業からこれまでの事業者総売上高が約21兆円に達したことを説明した。19年は、3億人のユーザーがShopifyで購入したという。
 
VISA、マスター、アメックスに新たにJCBが加わった

 世界の中でも日本市場の伸長は著しく、20年上期のストア数が前年同期比175%増、事業者総売上高で242%増だった。ちなみにアジア全体では66%増だった。
 
Shopify Japanのマーク・ワング カントリーマネージャー

 決済手段にPayPayとJCBを加えたほか、Shopify POSでは実店舗とオンラインショップの在庫や売り上げを一元管理できるようにした。また、EasyPointsを利用することもできるようになり、ユーザーが実店舗とオンラインショップの区別なく同じポイントが利用できるようにした。

 さらに、既存サイトからShopifyストアへのプラットフォームの移行の煩わしさも、BASE(ベイス)を使っている事業者が移行する際、技術的な知識やリソースがなくても簡単に移行できるようになった。
 
Liteは無料、Proは月額89ドル(約9400円)で利用できる

 Shopify POSは、ベーシックな機能を搭載した「Lite」が無料で使える。多くのスタッフを抱えてスタッフの役割設定や、スタッフごとの売上管理、オンライン注文した商品を店頭で渡す機能などができる「Pro」は、月額89ドル(約9400円)から利用できる。