まだまだ伸びるタブレット市場、販売前年比は1.5倍に

 全国の家電量販店やECショップでPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、8月におけるタブレット端末の販売台数は前年同月比156.5%だった。前月は、129.5%で春先から伸び率がやや落ちていたが、夏場に再度盛り返した。


 メーカー別では、販売台数前年比でアップルが183.0%、NECが127.1%、レノボが249.1%と好調。ファーウェイは、82.2%で前年を割った。週次の販売台数シェアでは、8月3日週に一時NECがファーウェイを上回ったが、後半に再びシェアを取り返している。
 

 シリーズ別の販売台数シェアでは、「10.2インチiPad Wi-Fi 32GB」が28.7%と前月の21.4%から大幅増。128GBモデルも8.0%で2位をキープした。アップルは、9月に新モデルの発表が噂されており、年末に向けてさらに販売を伸ばしていくことになりそうだ。(BCN・大蔵 大輔)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。