【記者のひとこと】目的と手段を考える

コラム

2020/08/21 10:00

 月日が経つのは早いもので、6月で編集部に配属してから2年が経過しました。まだまだ先輩方に助けられてばかりですが、与えられた業務に関して、ある程度は慣れたのかなと個人的には思っております。

 一方で、課題だと感じているのが、仕事に慣れたがためにその多くがルーチン化してしまっていること。定型業務をスムーズにこなせるようになったことは歓迎すべきことかもしれませんが、ふとしたときに「なぜこの仕事をする必要があるのか」「何を達成するためにこの仕事をしているのか」という視点が抜けてしまうのです。

 本来、全ての業務は何かの“目標”を達成するための“手段”にすぎません。一つの記事を書くにしろ、「最新の情報を届ける」ためなのか、「サイトのコンバージョンを上げる」ためなのかなど、目的が異なれば手段も変わってくるでしょう。もちろん、全てのタスクでいちいち考え込んでしまっては業務が滞ってしまいますが、会社の方針と自らの業務を定期的に見つめ直すことで仕事の質を上げるきっかけになるのかなと考えております。

 昨今の情勢下では、これまでの方針を見直して新たな戦略を打ち出している企業も少なくありません。会社の方針と仕事の意味を再考することは大事だと、改めて感じています。(銭 君毅)

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