大谷デザイン研究所は7月29日に、手で画面に直接触れることなく、空中で手を振ることで画面操作が可能な非接触型デジタルサイネージ「INFOWAVE -インフォウェーブ-」の受注を開始した。税込みの価格は79万7500円（運用管理、保守管理費などは別途）。


　INFOWAVE -インフォウェーブ-は、独自開発の非接触型インターフェースと、通信不要で単独運用できるサイネージ配信管理システムを搭載し、ディスプレイと可動スタンド、再生管理PCやウェブカメラをセットにした一体型で即利用が可能なオールインワンパッケージ。

　フロアマップでの各フロア画面の切り替え表示や、多言語化ページにおける各言語への切り替え、レストランフロアにおける各店舗情報の切り替えなど、表示メニュー選択決定による幅広い情報の取得を、完全非接触による「空中ハンドジェスチャー」で実行できる。

　本体に触れることなく、ジェスチャーでの操作が可能なので、機器に指紋が付かず汚れを防げるほか、故障の可能性も減らせる。また、年齢を問わず簡単に使える。

　あらかじめ日時を設定すれば、配信したい画像や動画、情報を任意の日時に自動で配信・切り替えでき、ジェスチャーで切り替えるための番組の同時設定も可能。配信番組は、PCで動作するサイネージ配信・管理ソフトからUSBメモリに書き出して、本体のUSBポート経由で転送できる。

　そのほか、環境・用途に合ったカスタム設計も可能で、通信接続による大規模サイネージシステム導入や、専用クラウドでの運用や専用サーバーでのオンプレミス型の運用など、導入用途に合わせたハード選定からシステム設定、設置・調整、保守管理をはじめ、動画・静止画によるコンテンツ制作にも対応している。