売れているスマホ用保護フィルムは1000円台 1位は硬度9H保護ガラス
iPhone向け保護シートやフリーカットのフィルムシートなら100円均一ショップでも販売されるなど、スマートフォン(スマホ)向け保護フィルムは、今やさまざまなタイプが登場している。その中で価格がやや高めとなるのが、ガラスフィルム・保護ガラス・ガラスパネルといったガラスが製品名に付いたタイプ。硬質ガラスでスマホの画面を衝撃から保護する点に特徴がある。
こうした保護ガラス(ガラスフィルム)を使ったタイプは、2008~11年のスマホ黎明期・普及初期に存在せず、12年~ 13年にかけて徐々に出回るようになった。
家電量販店・オンラインショップの実売データを集計した「BCNランキング」によると、20年6月にスマホ向け保護フィルムで最も売れたエレコムの「PM-A19AFLGGGM」は、iPhone SE(第2世代)をはじめ、4.7インチのiPhone(iPhone 8/iPhone 7/iPhone 6s/iPhone 6)に対応する表面硬度「9H」の液晶保護ガラス。
2位は同じくエレコムのAQUOS sense3/AQUOS sense3 lite用液晶保護フィルム「PM-AQS3FLF」で、こちらはマットフィルムとも呼ばれる、オーソドックスな指紋防止・反射防止タイプのフィルムだ。
直近の保護フィルム全体の税別平均単価は約1500円。以前の安いイメージを引きずり、今でも「1枚1000円以下」を購入時の目安にしているスマホユーザーは多いかもしれないが、20年1~6月の累計で、保護フィルムの価格帯別販売数量シェアをみると、6月1位のエレコム製品と同等の「1000円以上2000円未満」が54.7%と半数以上を占め、「1000円未満」は3割弱にとどまった。また、保護フィルムとしては高価格といえる「3000円以上」も3.0%を占め、高機能性を求める気運が現れている。
個人的に、当初、高額だった保護ガラス(ガラスフィルム)の多様化・低価格化に感謝している。従来の保護フィルムは、毎回、貼付時に多数の気泡が入ってしまっていたからだ。落下テストをクリアした耐衝撃ケースや、画面が覆われた手帳型(フリップ型)ケースを利用しないなら、衝撃に強いガラスフィルムをおすすめしたい。(BCN・嵯峨野 芙美)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
こうした保護ガラス(ガラスフィルム)を使ったタイプは、2008~11年のスマホ黎明期・普及初期に存在せず、12年~ 13年にかけて徐々に出回るようになった。
家電量販店・オンラインショップの実売データを集計した「BCNランキング」によると、20年6月にスマホ向け保護フィルムで最も売れたエレコムの「PM-A19AFLGGGM」は、iPhone SE(第2世代)をはじめ、4.7インチのiPhone(iPhone 8/iPhone 7/iPhone 6s/iPhone 6)に対応する表面硬度「9H」の液晶保護ガラス。
2位は同じくエレコムのAQUOS sense3/AQUOS sense3 lite用液晶保護フィルム「PM-AQS3FLF」で、こちらはマットフィルムとも呼ばれる、オーソドックスな指紋防止・反射防止タイプのフィルムだ。
直近の保護フィルム全体の税別平均単価は約1500円。以前の安いイメージを引きずり、今でも「1枚1000円以下」を購入時の目安にしているスマホユーザーは多いかもしれないが、20年1~6月の累計で、保護フィルムの価格帯別販売数量シェアをみると、6月1位のエレコム製品と同等の「1000円以上2000円未満」が54.7%と半数以上を占め、「1000円未満」は3割弱にとどまった。また、保護フィルムとしては高価格といえる「3000円以上」も3.0%を占め、高機能性を求める気運が現れている。
個人的に、当初、高額だった保護ガラス(ガラスフィルム)の多様化・低価格化に感謝している。従来の保護フィルムは、毎回、貼付時に多数の気泡が入ってしまっていたからだ。落下テストをクリアした耐衝撃ケースや、画面が覆われた手帳型(フリップ型)ケースを利用しないなら、衝撃に強いガラスフィルムをおすすめしたい。(BCN・嵯峨野 芙美)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。