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「裸足でフローリング」が嫌な季節、「雑巾がけ」をアップデートしませんか?

時事ネタ

2020/07/25 17:00

 長い梅雨から本格的な夏シーズンにかけて、家の中を裸足で過ごす機会が増えている。気になるのが、フローリングの床のべたつきやざらつき。雑巾がけをすれば気持ちいいが、家にいる時間が増えている中、毎日雑巾でゴシゴシと床を拭くのは、腰にも負担があり少し疲れる。そこでおすすめなのが、高圧洗浄機でおなじみのケルヒャーの「水拭きフロアクリーナー FC 3d」だ。

裸足で床を歩くのが気になる季節に、立ちながら水拭きできる

立ったまま「雑巾がけ」

 「水拭き家電」は、ロボット掃除機メーカーなどからさまざまな製品が登場していて、じわりと静かなブームになっている。ドイツの高圧洗浄機メーカー、ケルヒャーのフロアクリーナーは本国で大ヒットし、日本向け製品として投入したのが2019年7月のこと。ヘッド部の二つのローラーが回転して、床を水拭き掃除するコードレススティッククリーナーだ。
 
ケルヒャーの「水拭きフロアクリーナー FC 3d」

 仕組みは、水を入れた給水タンクを本体側にセットして、スイッチを入れるとローラーが500回転/分で回転する。ローラーは、常にきれいな水が供給されて汚れをキャッチ。ローラーに付着した汚れは、ヘッドの内側に搭載されたブレードでこし取られながら、ヘッド部の別のタンクに回収される。一方通行で水が供給されるローラーは常にきれいな状態のため、汚れを広げることはない。
 
ローラーが回転しながら床の汚れを水拭きしながらタンクに回収する

 ローラーの回転が自走力につながるため、それほど力を入れなくてもヘッド部がスイスイと前に進む。スティック型掃除機を使っているのと同じ感覚で、立ったまま雑巾がけができるため、腰に負担なく疲れないのが魅力的だ。スティックを左右に倒すとヘッドの小回りが利くため、ソファーの下なども掃除できる。

 ローラーは、マイクロファイバー製で色違いの2セットを付属している。これならキッチン用、リビング用など、掃除する場所にあわせた使い分けができる。もちろん、使い終わったローラーは外して洗えるので、繰り返し使える。
 
掃除する場所によってローラーの使い分けができる

 充電に使うスタンドには本体と一緒にローラーをセットする場所があるため、付属品の収納に迷わないのもうれしい。

 従来の雑巾がけは、床を拭いて雑巾が汚れたら、すすいできれいにして拭くという行為を繰り返す。しかし、フロアクリーナーなら、ちょっとした食べこぼしや床のべたつき、ざらつきなど、気付いたときにサッと取り出して掃除できる。まさに、雑巾がけのアップデートといえるだろう。
 
コーヒーなどの液体やヨーグルトのような半固形物もキレイに

注意ポイントは重さ、お手入れ、音

 本体サイズは長さ305×幅226×高さ1170mm。清掃幅は300mm。本体の重さは2.5kgとなっている。最近では、1kg台の軽いスティック掃除機が増えていることから、それに比べると重く感じてしまうだろう。ただ、先述したようにスイッチを入れてしまえばローラーで自走するため、体感の重さは軽い。電源を入れていないときの重さは、気になる人がいるかもしれない。

 また、汚れたローラーをそのままにしておくと、においなどの原因になるため、従来の雑巾と同様に使った後は洗う手入れが必要。人によっては、これを面倒に感じるかもしれない。

 モーターが回転して動作時に音がするため、深夜など静かな時間帯よりも昼間の使用が向いているだろう。気になる人は、購入前にこれらのポイントを家電量販店などでチェックしたり、販売員に聞いてみたりするといいだろう。

おすすめはロボット掃除機との組み合わせ

 いずれにせよ、腰をかがめず、立ったまま気軽に雑巾がけができるメリットは大きい。充電時間は約4時間、連続使用時間は約20分。1回の充電で掃除できる清掃面積が約60平方メートル。給水タンク容量が360ml、汚水タンク容量が140ml。ローラー(黒)2本、ローラー(黄)2本、本体とローラー用スタンド、充電アダプターが付属する。

 個人的におすすめの使い方は、ホコリや髪の毛などの掃除をロボット掃除機にまかせて、床拭きにフロアクリーナーを使うという方法だ。ロボット掃除機が大きなホコリやごみなどを吸い取ったあと、気になるところをフロアクリーナーで掃除すれば、効率良く掃除ができる上、掃除の達成感も得られるはず。

 テレワークなどで家で過ごす時間が増えると、これまでは気にならなかった家の中の汚れが気になってしまう。従来の掃除機以外にも、フロアクリーナーのような水拭きクリーナー、スチームクリーナー、ロボット掃除機など、さまざまなタイプが登場している。水を使った庭や外壁などの掃除がしやすい夏場の今、家の中の掃除道具もアップデートしてみてはいかがだろうか。(家電ライター・伊森ちづる)