東京都で7月16日に新型コロナウイルス新規感染者数が過去最高の286人に急増する一方で、政府の観光支援事業「Go To トラベルキャンペーン」が同月22日からスタートする。消費者はどのようにとらえているのだろうか。格安航空券サイトのエアトリの調査によると、8割の人が「キャンペーンを利用したい」という強い意向を示す一方で、7割の人がキャンペーン内容を「よくわからない」と回答していることがわかった。
調査は6月26日~7月13日に男女7787人を対象に実施したインターネット調査によるもの。Go To キャンペーンの理解度に関する質問では、「よくわからない部分がある」と答えたのは72.2%だった。具体的にわかりづらい点を聞いたところ、「割引対象になる商品がどれなのか」という割引適用条件に関するものが80.3%ともっとも多く、次いで「どこで予約をしたらよいか」(63.3%)、「いくら割引になるのか」(57.4%)、「いつから始まるのか」(51.5%)など、キャンペーンの重要な内容に関するものが多く、事前の周知活動の不十分さを浮き彫りにしている。
一方でGo To キャンペーンを利用しようと考えている人は86.7%となるなど、割引サービスを活用したいとするニーズが高いことを示している。
国内旅行に対する意向についての質問でも、「キャンペーン前でも旅行する予定がある/したいと思っている」(33.5%)、「キャンペーンが始まったら旅行しようと思っている」(45.2%)と、合わせて78.7%の人が旅行する意欲の高いことが明らかになった。
旅行する際の交通手段については、三密が回避できる「車」(75.4%)がもっとも高く、次いで「飛行機」(66.2%)、「電車」(38.9%)、「バス」(19.7%)、「乗客船」(15.6%)と続いた。
Go To キャンペーンを使って旅行したい都道府県別では、香川県や高知県、福井県、佐賀県、広島県など感染者数の少ないところが上位になった。もっとも、旅行意向が低い都道府県でも島根県や宮城県、鳥取県、宮崎県、富山県など感染者数の少ないところが上位になっている。
なお、感染者数の多い首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)への旅行意向も80%台後半となっており、決して低くはない結果となっている。
さらに、より旅行意向の強い「Go To キャンペーンを利用して旅行するつもり」と回答した人(n=6755、複数回答)に絞ると、沖縄県、北海道、福岡県がトップ3となった。医療体制が整っていない沖縄県や感染者数の多い北海道などの影響はあまり関係なく、観光地として根強い人気を示した。
新規感染者の多い首都圏では東京都が7位のほか、大型テーマパークのある千葉県や神奈川県、埼玉県は圏外となり、旅行先として躊躇している様子だ。
自由回答のフリーアンサーをみると、「旅行予約者の健康チェックをできるシステムがあれば、もっと安心して利用できる」(40代・女性)、「社会的に間違った行為(感染拡大防止の観点から)なのではないかと不安に思う気持ちもあり、葛藤がある」(20代)、「状況が落ち着き、迎える方も、うかがう方もお互いが不安のない形で、安心して旅行できる環境が整ったら、ぜひ大好きな旅行をしたいと思っています」(30代・女性)、「旅行して他の地域の経済発展に繋がるのであれば喜んでいきたいが、不安にさせるものであれば使う側も心配になるし、マスク着用の様に同調圧力を感じながらの旅行ならばしたくないのが本音」(40代・女性)など、複雑な心境をのぞかせている。
調査は6月26日~7月13日に男女7787人を対象に実施したインターネット調査によるもの。Go To キャンペーンの理解度に関する質問では、「よくわからない部分がある」と答えたのは72.2%だった。具体的にわかりづらい点を聞いたところ、「割引対象になる商品がどれなのか」という割引適用条件に関するものが80.3%ともっとも多く、次いで「どこで予約をしたらよいか」(63.3%)、「いくら割引になるのか」(57.4%)、「いつから始まるのか」(51.5%)など、キャンペーンの重要な内容に関するものが多く、事前の周知活動の不十分さを浮き彫りにしている。
一方でGo To キャンペーンを利用しようと考えている人は86.7%となるなど、割引サービスを活用したいとするニーズが高いことを示している。
国内旅行に対する意向についての質問でも、「キャンペーン前でも旅行する予定がある/したいと思っている」(33.5%)、「キャンペーンが始まったら旅行しようと思っている」(45.2%)と、合わせて78.7%の人が旅行する意欲の高いことが明らかになった。
旅行する際の交通手段については、三密が回避できる「車」(75.4%)がもっとも高く、次いで「飛行機」(66.2%)、「電車」(38.9%)、「バス」(19.7%)、「乗客船」(15.6%)と続いた。
Go To キャンペーンを使って旅行したい都道府県別では、香川県や高知県、福井県、佐賀県、広島県など感染者数の少ないところが上位になった。もっとも、旅行意向が低い都道府県でも島根県や宮城県、鳥取県、宮崎県、富山県など感染者数の少ないところが上位になっている。
なお、感染者数の多い首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)への旅行意向も80%台後半となっており、決して低くはない結果となっている。
さらに、より旅行意向の強い「Go To キャンペーンを利用して旅行するつもり」と回答した人(n=6755、複数回答)に絞ると、沖縄県、北海道、福岡県がトップ3となった。医療体制が整っていない沖縄県や感染者数の多い北海道などの影響はあまり関係なく、観光地として根強い人気を示した。
新規感染者の多い首都圏では東京都が7位のほか、大型テーマパークのある千葉県や神奈川県、埼玉県は圏外となり、旅行先として躊躇している様子だ。
自由回答のフリーアンサーをみると、「旅行予約者の健康チェックをできるシステムがあれば、もっと安心して利用できる」(40代・女性)、「社会的に間違った行為(感染拡大防止の観点から)なのではないかと不安に思う気持ちもあり、葛藤がある」(20代)、「状況が落ち着き、迎える方も、うかがう方もお互いが不安のない形で、安心して旅行できる環境が整ったら、ぜひ大好きな旅行をしたいと思っています」(30代・女性)、「旅行して他の地域の経済発展に繋がるのであれば喜んでいきたいが、不安にさせるものであれば使う側も心配になるし、マスク着用の様に同調圧力を感じながらの旅行ならばしたくないのが本音」(40代・女性)など、複雑な心境をのぞかせている。