東京大学の染谷隆夫博士・研究チームと大日本印刷は、皮膚に貼り付けられるほど薄型で伸縮自在なフルカラー「スキンディスプレイ」を開発したと発表した。駆動・電子回路と電源を一体化したデバイスで、外部から送られてきた画像を表示することができる。
スキンディスプレイは、厚さ約2mmと薄型で130%までの伸縮を繰り返しても機能を損なわないデバイス。皮膚以外にも、局面を含むさまざまなものに貼り付けることが可能だという。表示エリア外に制御回路とバッテリも実装しており、配線ケーブルは不要。例えば、手の甲に貼り付けたスキンディスプレイに外部から「Bluetooth Low Energy」通信で表示したい内容を制御することができる。
表示部には、12×12個(画素数:144)の1.5mm角サイズのフルカラーLEDが薄いゴムシートに2.5mmの等間隔で埋め込まれている。駆動電圧が3.7V、表示スピードが60Hz、最大消費電力が平均100mW。以前、発表されたスキンディスプレイは単色表示だったが、フルカラーLEDの搭載によって9000色以上の色表現が可能になった。
説明画像には、スマートフォンから送信した画像が、手の甲に装着したスキンディスプレイに表示される様子が映っていた。駆動回路、通信回路、電源部は手首あたりにまとめられている。電源部は手で握りこめるほど小さく、装着時の負担は少なそうだ。
これまで、曲がるだけのディスプレイは商品化済みだが、伸び縮みすることに加えて皮膚に貼り付けることができるレベルの極薄ディスプレイは、研究開発段階の試作品が数件報告されているだけにとどまっている。
今回発表した、伸縮自在なディスプレイを皮膚にフィットさせ、人の動きに追従させた状態で数百個のLEDが1画素の故障もなくフルカラー動画を表示できたのは、世界初だという。
同研究チームでは、09年5月に世界初の伸び縮みする16×16個の有機ELディスプレイ、16年8月に厚さ1マイクロメートルの極薄の有機EL阻止で7セグメントのディスプレイ、18年2月に単色のスキンディスプレイを発表してきた。
スキンディスプレイは、厚さ約2mmと薄型で130%までの伸縮を繰り返しても機能を損なわないデバイス。皮膚以外にも、局面を含むさまざまなものに貼り付けることが可能だという。表示エリア外に制御回路とバッテリも実装しており、配線ケーブルは不要。例えば、手の甲に貼り付けたスキンディスプレイに外部から「Bluetooth Low Energy」通信で表示したい内容を制御することができる。
表示部には、12×12個(画素数:144)の1.5mm角サイズのフルカラーLEDが薄いゴムシートに2.5mmの等間隔で埋め込まれている。駆動電圧が3.7V、表示スピードが60Hz、最大消費電力が平均100mW。以前、発表されたスキンディスプレイは単色表示だったが、フルカラーLEDの搭載によって9000色以上の色表現が可能になった。
説明画像には、スマートフォンから送信した画像が、手の甲に装着したスキンディスプレイに表示される様子が映っていた。駆動回路、通信回路、電源部は手首あたりにまとめられている。電源部は手で握りこめるほど小さく、装着時の負担は少なそうだ。
これまで、曲がるだけのディスプレイは商品化済みだが、伸び縮みすることに加えて皮膚に貼り付けることができるレベルの極薄ディスプレイは、研究開発段階の試作品が数件報告されているだけにとどまっている。
今回発表した、伸縮自在なディスプレイを皮膚にフィットさせ、人の動きに追従させた状態で数百個のLEDが1画素の故障もなくフルカラー動画を表示できたのは、世界初だという。
同研究チームでは、09年5月に世界初の伸び縮みする16×16個の有機ELディスプレイ、16年8月に厚さ1マイクロメートルの極薄の有機EL阻止で7セグメントのディスプレイ、18年2月に単色のスキンディスプレイを発表してきた。