プロ野球ファンにとって待望の7月10日が明日に迫ってきた。新型コロナウイルス対策で「無観客」だった観戦が「有観客」で実施される。最初は上限5000人の観客からスタートしつつ、8月1日には新型コロナの感染状況を踏まえながら次のステップとなる最大収容人数の半数を目指す。そこで「新しい観戦様式」グッズとして注目されるのが、各球団の公式オンラインショップで飛沫拡散を抑制するエチケットとして紹介している「マスク」。チェックするとマウスカバーやマスクカバー、冷感マスク、高性能マスク、果てはプロレス用マスクまで…実に多様だ。球団ごとに見ていこう。
中でも豊富に品揃えしているのが阪神タイガース。「ミズノマウスカバー(ウル虎の夏)」(990円)というネーミングからもわかるように、スポーツ用品メーカーのミズノ製で、水着や陸上ウェアで採用する伸縮性に優れたストレッチ素材を使っている。
フェイスラインを包み込む設計で耳の締め付けなどストレスも少ない。内側はミズノ独自の肌触りが良いソフトな素材を使っている。もちろん、繰り返して洗濯することも可能だ。「ミズノマウスカバー(ビジター)(ホーム)」(990円)も用意している。注文・入金日を除いて3営業日で発送するのも、比較的早い対応だ。
ほかにも受注生産品で選手の背番号と名前が入った「全選手タイガース マウスカバー」(1400円)はホワイト、ブラック、ホーム、ビジターの4タイプ。同じく受注生産品の「タイガース マウスカバー」(1200円)はホワイト、グレー、ブラックの3色から選べる。
広島東洋カープは7月7日から数量限定で「ミズノ製マウスカバー カープバージョン」(1200円)の6種類の受け付けを開始する予定とあるが、9日現在、サイトで確認できない。少し待つ必要があるのかもしれない。
普段使い用として「あられ小紋」と「ロゴ」、応援や球場観戦用として「坊や&スラィリー」と「青海波」、着用するだけで注目されること間違いなしの「坊やフェイス」と「ブラインド」を用意している。
中日ドラゴンズは6月28日から「PITTA MASK DRAGONS BLUE」(605円)を販売していたが、早々に完売。8月上旬に別デザインの販売予定をアナウンスしている。
このように、各球団、人気の商品はすぐに完売してしまい、再び販売されるのを待つケースがある。また事前に受注受付をしたり、数量限定や1人当たりの購入点数に制限が設けられたりするケースもある。
東京ヤクルトスワローズも「選手応燕マスク」(1400円)や「ファンマスク」(1070円)のホーム、ビジター、「つば九郎和柄マウスカバー」(1000円)などを用意しているが、7月9日時点では、いずれも完売や販売終了となっている。
また、受注商品は8月上旬の納品予定もあるなど、ファンからの人気が高いようだ。受注販売の再開タイミングなどを、公式オンラインショップで日ごろからこまめにチェックする必要がありそうだ。
なお、こちらはマジェスティック製マスクとなっているが、非医療用マスクで、ウイルスの感染・侵入を完全に防ぐものではない。マスクカバーとしての利用も可能だ。
同じホークス・ファンマスクでも選手の背番号と名前が入ったものは、1290円で販売。発送開始日は8月10日と少し先だ。
ほかにも、涼しい接触冷感素材を裏地に使った「冷感マスクカバー」(1100円)がある。こちらは、マスクの上からカバーする形で使うタイプのもの。
埼玉西武ライオンズでは、「オリジナルマスクカバー」(1070円)のホワイトとネイビーのほか、選手の背番号と名前が入った「オリジナルマスクカバー(選手)」がある。公式オンラインストアでは「予約在庫切れ」や「予約受付終了」となっているので、再開が待たれる。
こちらもマスクと並行して使うもので、ウイルス対策や花粉症対策のほか、外出やガーデニング時のUV対策としても推奨している。
オリックス・バファローズは、デサント社製の「Buffaloesオリジナルマスクカバー」(1500円)を販売している。ネイビーとホワイトの2色で、8月中旬から順次発送する予定だ。
こちらも選手のユニフォーム素材を使ったマスクカバーで、マスクの上から着用するタイプ。単体ではウイルスの侵入を防ぐ効果や、有害粉塵に対する効果はない。押し洗いによる手洗いや、陰干しするなどメンテナンス面でも若干の注意が必要になる。
千葉ロッテマリーンズは、7月12日までの受注販売期間で、タワーレコードコラボデザインの「NO MARINES,NO LIFE クールマスク」(1600円)を販売している。表面に接触冷感性のある素材を使用し、着用するだけでひんやり感じるという。
さらに水にぬらして振ると、気化熱で冷感性がアップするというから、これからの季節にうれしいクールマスクだ。納品時期は9月上旬~中旬の予定。ただし、非医療用マスクで、商品単体ではウイルスや細菌の侵入を完全に防ぐ機能はない。別売で「NO MARINES,NO LIFE 抗菌マスクケース」(1000円)を用意している。
東北楽天ゴールデンイーグルスは、6月5日から第3弾となる「全選手対応マスクカバー」を販売している。L、Mサイズのほかキッズサイズの3サイズ展開で、選手デザイン83種、キャラクターデザイン3種、ロゴデザイン7種など、デザインが豊富なのが特徴だ。価格は一律1200円というのもうれしい。
日本製でポリエステル100%の素材を採用。やさしく手洗いすることで、繰り返し使うことができる。受注生産で7月下旬以降の発送になる。
楽天イーグルスでは、同じマスクはマスクでも変化球的な特別編として「プロレス風マスク(2種)」も用意している。
「ウイルスの脅威がない、マスクをしない日常生活が戻ってくることを願い、目、鼻、口のみ露出されたプロレス風マスク」と説明書きがあるように、ウイルス感染予防の効果はない。以前のように球場で思いっきり応援できる日常が早く戻ってくることを願う企画モノのようだ。
サーモグラフィーチェックをするために、入場ゲートではマスクを外さなくてはいけない。また、応援目的以外に使えないなど、扱いは少し難しい。
しかし、商品は数々の有名プロレスラーのマスクやコスチュームを手掛けるKONDOU SHUES製で、1点1点手づくりのメイドインジャパン。もちろん受注生産のため、すぐには届かず8月上旬以降の発送となる。価格は8919円と、こだわりの一品だけあって少し高価だ。
北海道日本ハムファイターズは、「100%北海道ナノファブリックマスク」というグッズがある。残念ながら6月25日に第3弾となる受注生産の販売が終了しているので、第4弾の受け付けを待ちたい。
地元・北海道千歳市のノースワンのブランド「TNOC hokkaido」の製品で、高性能素材を使っていることから、通常のマスクとして普段使いをアピールしているほど。
素材であるナノファブリック素材は、極細のポリエステル糸で作られた目地の細かい肌触りのやさしい生地で、高捕集効率のナノファブリックを4層使っている。そのため花粉やほこり、PM2.5、ウイルスなどからガードしてくれる。それでいて、通気性はしっかりと確保され息苦しくなることはないという優れもの。有害な紫外線からも守ってくれる。
何度洗濯しても耐久性を備えていて、速乾性にも優れる。摩擦や熱に強いため、ウイルスなどが気になる人はアイロン(低~中温)をかけることもできる。
以上、見てきたように、各球団のマスクは、特殊素材のクールマスクやユニフォームと同じ素材を使ったマスクカバー、本格的な高性能マスクなど多様にわたる。
生で観戦できる喜びや感動は、ファンだけでなく、プレーする選手にとってもかけがえのないものだ。新型コロナに打ち勝つためにも、ファンと球団が一体になって「新しい観戦様式」を築き上げていかなければならない。
セントラル・リーグ
セントラル・リーグでは7月9日現在、首位を走る読売ジャイアンツと2位の横浜DeNAベイスターズは残念ながら公式サイトでチームロゴや選手の背番号、名前の入ったマスクは販売していないが、そのほかの球団は充実している。中でも豊富に品揃えしているのが阪神タイガース。「ミズノマウスカバー(ウル虎の夏)」(990円)というネーミングからもわかるように、スポーツ用品メーカーのミズノ製で、水着や陸上ウェアで採用する伸縮性に優れたストレッチ素材を使っている。
フェイスラインを包み込む設計で耳の締め付けなどストレスも少ない。内側はミズノ独自の肌触りが良いソフトな素材を使っている。もちろん、繰り返して洗濯することも可能だ。「ミズノマウスカバー(ビジター)(ホーム)」(990円)も用意している。注文・入金日を除いて3営業日で発送するのも、比較的早い対応だ。
ほかにも受注生産品で選手の背番号と名前が入った「全選手タイガース マウスカバー」(1400円)はホワイト、ブラック、ホーム、ビジターの4タイプ。同じく受注生産品の「タイガース マウスカバー」(1200円)はホワイト、グレー、ブラックの3色から選べる。
広島東洋カープは7月7日から数量限定で「ミズノ製マウスカバー カープバージョン」(1200円)の6種類の受け付けを開始する予定とあるが、9日現在、サイトで確認できない。少し待つ必要があるのかもしれない。
普段使い用として「あられ小紋」と「ロゴ」、応援や球場観戦用として「坊や&スラィリー」と「青海波」、着用するだけで注目されること間違いなしの「坊やフェイス」と「ブラインド」を用意している。
中日ドラゴンズは6月28日から「PITTA MASK DRAGONS BLUE」(605円)を販売していたが、早々に完売。8月上旬に別デザインの販売予定をアナウンスしている。
このように、各球団、人気の商品はすぐに完売してしまい、再び販売されるのを待つケースがある。また事前に受注受付をしたり、数量限定や1人当たりの購入点数に制限が設けられたりするケースもある。
東京ヤクルトスワローズも「選手応燕マスク」(1400円)や「ファンマスク」(1070円)のホーム、ビジター、「つば九郎和柄マウスカバー」(1000円)などを用意しているが、7月9日時点では、いずれも完売や販売終了となっている。
また、受注商品は8月上旬の納品予定もあるなど、ファンからの人気が高いようだ。受注販売の再開タイミングなどを、公式オンラインショップで日ごろからこまめにチェックする必要がありそうだ。
なお、こちらはマジェスティック製マスクとなっているが、非医療用マスクで、ウイルスの感染・侵入を完全に防ぐものではない。マスクカバーとしての利用も可能だ。
パシフィック・リーグ
福岡ソフトバンクホークスは、選手が着用しているユニフォーム生地を使って製造・開発したマジェスティック製の「ホークス・ファンマスク」(1070円)がある。ポリエステル生地のため耐久性や速乾性に優れて、繰り返し洗って使える。受注、予約商品で7月9日現在は在庫切れとなっている。同じホークス・ファンマスクでも選手の背番号と名前が入ったものは、1290円で販売。発送開始日は8月10日と少し先だ。
ほかにも、涼しい接触冷感素材を裏地に使った「冷感マスクカバー」(1100円)がある。こちらは、マスクの上からカバーする形で使うタイプのもの。
埼玉西武ライオンズでは、「オリジナルマスクカバー」(1070円)のホワイトとネイビーのほか、選手の背番号と名前が入った「オリジナルマスクカバー(選手)」がある。公式オンラインストアでは「予約在庫切れ」や「予約受付終了」となっているので、再開が待たれる。
こちらもマスクと並行して使うもので、ウイルス対策や花粉症対策のほか、外出やガーデニング時のUV対策としても推奨している。
オリックス・バファローズは、デサント社製の「Buffaloesオリジナルマスクカバー」(1500円)を販売している。ネイビーとホワイトの2色で、8月中旬から順次発送する予定だ。
こちらも選手のユニフォーム素材を使ったマスクカバーで、マスクの上から着用するタイプ。単体ではウイルスの侵入を防ぐ効果や、有害粉塵に対する効果はない。押し洗いによる手洗いや、陰干しするなどメンテナンス面でも若干の注意が必要になる。
千葉ロッテマリーンズは、7月12日までの受注販売期間で、タワーレコードコラボデザインの「NO MARINES,NO LIFE クールマスク」(1600円)を販売している。表面に接触冷感性のある素材を使用し、着用するだけでひんやり感じるという。
さらに水にぬらして振ると、気化熱で冷感性がアップするというから、これからの季節にうれしいクールマスクだ。納品時期は9月上旬~中旬の予定。ただし、非医療用マスクで、商品単体ではウイルスや細菌の侵入を完全に防ぐ機能はない。別売で「NO MARINES,NO LIFE 抗菌マスクケース」(1000円)を用意している。
東北楽天ゴールデンイーグルスは、6月5日から第3弾となる「全選手対応マスクカバー」を販売している。L、Mサイズのほかキッズサイズの3サイズ展開で、選手デザイン83種、キャラクターデザイン3種、ロゴデザイン7種など、デザインが豊富なのが特徴だ。価格は一律1200円というのもうれしい。
日本製でポリエステル100%の素材を採用。やさしく手洗いすることで、繰り返し使うことができる。受注生産で7月下旬以降の発送になる。
楽天イーグルスでは、同じマスクはマスクでも変化球的な特別編として「プロレス風マスク(2種)」も用意している。
「ウイルスの脅威がない、マスクをしない日常生活が戻ってくることを願い、目、鼻、口のみ露出されたプロレス風マスク」と説明書きがあるように、ウイルス感染予防の効果はない。以前のように球場で思いっきり応援できる日常が早く戻ってくることを願う企画モノのようだ。
サーモグラフィーチェックをするために、入場ゲートではマスクを外さなくてはいけない。また、応援目的以外に使えないなど、扱いは少し難しい。
しかし、商品は数々の有名プロレスラーのマスクやコスチュームを手掛けるKONDOU SHUES製で、1点1点手づくりのメイドインジャパン。もちろん受注生産のため、すぐには届かず8月上旬以降の発送となる。価格は8919円と、こだわりの一品だけあって少し高価だ。
北海道日本ハムファイターズは、「100%北海道ナノファブリックマスク」というグッズがある。残念ながら6月25日に第3弾となる受注生産の販売が終了しているので、第4弾の受け付けを待ちたい。
地元・北海道千歳市のノースワンのブランド「TNOC hokkaido」の製品で、高性能素材を使っていることから、通常のマスクとして普段使いをアピールしているほど。
素材であるナノファブリック素材は、極細のポリエステル糸で作られた目地の細かい肌触りのやさしい生地で、高捕集効率のナノファブリックを4層使っている。そのため花粉やほこり、PM2.5、ウイルスなどからガードしてくれる。それでいて、通気性はしっかりと確保され息苦しくなることはないという優れもの。有害な紫外線からも守ってくれる。
何度洗濯しても耐久性を備えていて、速乾性にも優れる。摩擦や熱に強いため、ウイルスなどが気になる人はアイロン(低~中温)をかけることもできる。
以上、見てきたように、各球団のマスクは、特殊素材のクールマスクやユニフォームと同じ素材を使ったマスクカバー、本格的な高性能マスクなど多様にわたる。
生で観戦できる喜びや感動は、ファンだけでなく、プレーする選手にとってもかけがえのないものだ。新型コロナに打ち勝つためにも、ファンと球団が一体になって「新しい観戦様式」を築き上げていかなければならない。