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キャッシュレス決済の利用意向は9割に、新型コロナで現金のやり取りに抵抗感

データ

2020/07/04 11:00

 ぐるなびは、グルメ情報サイト「ぐるなび」における20~60代の会員1000人を対象にキャッシュレスに関するアンケート調査を実施した。調査期間は6月16~18日。7月1日、その結果を発表した。

クレジットカード、電子マネー/QRコード決済ともに6割以上が週1回以上利用

 調査対象者に、クレジットカードと電子マネー/QRコード決済の利用頻度を尋ねたところ、どちらも60%以上が週1回以上使っていることが分かった。クレジットカードは、年代が上がるにつれて利用頻度が高くなり、特に50代男性で67.0%、60代女性で73.3%が週に1回以上利用している。

 電子マネー/QRコード決済の利用頻度は、男性の方が高く、30代男性で25.6%、50代男性で27.8%が週5回以上利用しており、全体と比較して10ポイント以上高くなっている。
 
9割超がキャッシュレス決済を「今後も利用したい」と回答、
キャッシュレス決済のメリットは利便性がメインながら衛生面を挙げる意見も

 今後のキャッシュレス決済の利用意向を尋ねた質問では、「今後も利用したい」という回答が91.4%に達しており、うち半数が「積極的に利用したい」と答えた。

 キャッシュレス決済を「今後も利用したい」とする理由については(複数回答)、「ポイントが貯まる、還元される」(82.1%)が最も多く、「支払いが簡単、スピーディ」「小銭を出す必要がない、たまらない」「現金を持ち歩きたくない」と、利便性に関する理由が続いている。

 そのほか、「現金に触りたくない」という回答も27.7%に達しており、衛生面でもキャッシュレスの有用性を感じている人が多い。
 
新型コロナ以降、現金に触れることへの抵抗感が増大、特に女性で顕著に

 現金に触れることに対して、衛生上の抵抗を感じるかを尋ねた質問では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大以降、「抵抗を感じる」と答える人が27.2ポイント増加した。

 抵抗感は女性に多くみられ、新型コロナウイルス感染症以前は38.1%だったのに対して、以降、71.3%と33.2%増加している。特に、50代女性の抵抗感が強く、新型コロナウイルス感染症以降は79.1%に達した。
 
飲食店で利用したい決済方法は年代・性別を問わず「クレジットカード」が最多

 飲食店で利用したい決済方法に関しては、いずれの年代・性別でも「クレジットカード」が最多で、「電子マネー」「QRコード決済」がそれに続く。

 年代別では、「電子マネー」が40代男性で62.7%、「QRコード決済」が30代男性で54.7%、20代女性で58.8%となっている。
 
飲食店を選びでは6割以上の人がキャッシュレス決済導入店舗を希望

 飲食店を選ぶ際に、キャッシュレス決済が導入されている方がいいかを尋ねたところ、66.2%が「キャッシュレス決済が導入している店がよい」と回答した。50代男性で78.0%、20代女性で79.4%が、キャッシュレス決済の利用が可能かどうかが飲食店選びの要素の一つとなっていることが明らかになっている。

 なお、ぐるなびが運営するマルチ決済サービス「ぐるなびPay」では、新型コロナウイルス感染症によって経済的影響を受けた事業者を支援するため、Visa、Mastercard、UnionPay(銀聯)、Alipay、WeChat Payの決済手数料率を2.99%にすると共に、決済端末を無料で提供する「キャッシュレス支援キャンペーン」を、7月1日~2021年6月30日の期間に実施する。