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Amazon、偽造品犯罪者を調査・追及する「偽造品犯罪対策チーム」を設置

時事ネタ

2020/06/25 16:10

 Amazon.com(Amazon)は、偽造品を出品・販売し、法律よびAmazonの規約に違反する偽造品犯罪者に対して法的責任を追及する「偽造品犯罪対策チーム」を新たに設置した。偽造品犯罪対策チームは、グローバルのさまざまな人材が集まったチームとして、元連邦検察官、経験豊富な捜査官、データアナリストで構成されており、偽造品撲滅を広範囲で推進していく。


 Amazonの第一の目的は、偽造品の出品を未然に防ぐことで、包括的な偽造品防止プログラムによって、顧客が閲覧した全てのAmazonの商品ページのうち、99.9%以上のページで偽造品の侵害申告がないことを達成している。Amazonでは、19年に5億ドル以上を投資し、8000人以上のスタッフが、偽造品を含む不正行為の阻止に取り組んできた。この取り組みによって、19年には不正の疑いがある60億件以上の出品商品が削除され、250万件以上の不正なアカウントが、商品を一つでも出品できるようになる前に閉鎖された。

 今回の偽造品犯罪対策チームは、不正行為者がAmazonのシステムを巧妙に逃れ、Amazonの規約に違反し偽造品を出品した事案を調査する。Amazonのデータをマイニングし、決済サービスプロバイダやオープンソースインテリジェンスなどの外部リソースから情報を収集し、現場のリソースを活用して、不正行為者を特定する。

 また、偽造品犯罪対策チームによって、Amazonは不正行為者に対して民事訴訟をより効果的に提訴するとともに、ブランドオーナーと協力して、共同または独立した調査を行い、不正行為者に対して刑事責任を追及するために世界中の法執行機関を支援することが可能となる。