日比谷音楽祭実行委員会は、5月30日・31日に開催の予定だった日比谷音楽祭の中止によって仕事を失った音楽・イベント業界を支える裏方スタッフに対して、「少額でも補填する」ための試みとして開始したクラウドファンディング「日比谷音楽祭2020｜開催中止で仕事を失ったスタッフへサポートを」において、5月13日に新たなリターン（返礼品）を追加した。


　募集は、4月30日に開始され、10日で第1目標だった支援総額400万円を達成し、現時点でセカンドゴールである800万円（スタッフ1人当たり2万円以上の補填）を目標に、6月22日23時まで募集を続けている。

　プロジェクトでは、日比谷音楽祭の本番に稼働を予定していたセクションである、舞台監督、音響、照明、楽器テクニシャン、大道具、映像、特効、トランスポート、電源、録音、ステージ制作、カメラマン、ケータリングスタッフ、テントやブース、看板の施工、フードやワークショップなどの出店管理をするスタッフ、場内の運営、案内係や警備など、約300人のスタッフに対する補償を予定する。

　今回のリターンの追加は、セカンドゴールの設定に際して、プロジェクトの主旨に賛同する企業から提供を受けたもので、山野楽器から、ギター、ウクレレ、ドラム、キーボード、トランペット、フルート、オカリナといった初心者でも安心して楽しめるクオリティの楽器と、無料レッスンのセットが提供される。

　旺文社からは、『学校では教えてくれないこと』シリーズが提供され、亀田誠治実行委員長が同シリーズの中から子どもたちのためにセレクトした4冊と、同氏のコラボ商品（サイン付き）を届ける。

　そのほか、江崎グリコ、学研プラス、シュア・ジャパン、小豆島ヘルシーランドからも、さまざまなリターンが提供されている。