• ホーム
  • トレンド
  • スーパーやホームセンターへの訪問者数は増加傾向、人流データで明らかに

スーパーやホームセンターへの訪問者数は増加傾向、人流データで明らかに

データ

2020/05/09 13:00

 クロスロケーションズは、同社が開発する位置情報ビッグデータ活用プラットフォーム「Location AI Platform(ロケーションエーアイプラットフォーム)」の機能の一つである、任意の地点・エリアの人流変化をモニタリングして可視化する「Visit Analysis(ビジットアナリシス)」を活用した、業種業態別の店舗回りへの訪問の変化の分析結果を5月8日に発表した。

スーパーマーケットへの訪問者数は一時減少したものの4月30日以降は前年とほぼ同様の水準に

 分析では、同社が保有する全国店舗リストから、各業種カテゴリごとに約2000カ所をランダムランプリングしており、そのデータをLocation AI Platformに登録し、人々の移動の匿名位置情報ビッグデータとの相関関係を独自の数理処理によって集計し、分析・グラフ化している。

 7都府県に緊急事態宣言が発令された週の平日5日間の、スーパーマーケットへの訪問者数は前年同時期と比較して116%に増加した。緊急事態宣言が全国へ拡大した翌日も、前日と比較して増加傾向を示している。

 入場規制が行われた店舗などもあったことから、ステイホーム週間前半のスーパーマーケットへの訪問者数はいったん減少傾向を示したものの、4月30日以降は訪問者数が増加し、前年同日とほぼ同様の来場者数だった。
 
コンビニエンスストアへの訪問者数は緊急事態宣言の発令後に減少傾向

 コンビニエンスストアへの訪問者数は7都府県への緊急事態宣言発令前、ほぼ変化がなかったが、発令後の平日の訪問者は減少傾向を示し、4月20日の週が緊急事態宣言の発令された週と比較して20%減少している。
 
ホームセンターへの訪問者数は全体的に増加傾向

 ホームセンターへの訪問者数は、緊急事態宣言が発令された週から5月上旬にかけて、前年同時期と比較して135%増加し、ゴールデンウィークおよびステイホーム週間も前年同時期と比較して130%に増加している。
 
ファミリーレストランへの訪問者数は全体的に減少傾向

 ファミリーレストランへの訪問者数は、前年同時期と比較して全体的に減少傾向で、緊急事態宣言が発令された週から5月上旬にかけて、前年同時期と比較して45%減少した。

 ゴールデンウィークおよびステイホーム週間も、前年と比較して50%減少しているが、4月30日は前日と比較して130%と増加傾向を示している。