化粧品や健康食品のSPA(製造小売業)のファンケルは、5月12日から直販サイト「ファンケル オンライン」で不織布マスクの販売を開始する。中国の国有企業「国薬国際」から調達し、マスク不足が解消されるまで継続して販売する。両社は、中国市場の販売代理店や越境ECで協業関係にあり、2020年1月に中国・武漢で新型コロナウイルスの感染が拡大した際、ファンケルが国薬国際にマスク約14万枚弱などを支援した経緯がある。今回は、逆に国薬国際が恩返しする形だ。
ファンケルの会員だけでなく、一般ユーザーにも販売する。会員には、5月12日に順次メールで「不織布マスクの大人用と女性・子供用」の販売開始を案内して注文を受け付ける。
一般ユーザーには、同日10時から「不織布マスク大人用 中国語パッケージ」の事前登録の受付を開始し、注文可能となった時点で登録したメールアドレスに連絡する。なお、会員も中国語パッケージの事前登録が可能で、商品は5月中旬から順次配送する予定だ。
1回の購入は各3箱までとし、不正や異常な注文をキャンセルすることで転売や買い占め行為を防ぐ。
ファンケルは、17年に国薬国際と健康食品の販売代理店契約を結び、18年に越境ECの販売を開始した。武漢での新型コロナの際、20年2月にファンケルから国薬国際にマスク13万7200枚、防護服3000着、保護ゴーグル2000個、手袋6000個などを支援した。
3月に日本で感染が拡大すると、今度は国薬国際がファンケルの直営店舗で働く従業員約1800人の感染予防のために5万枚のマスクを支援した。この際、段ボールに「休戚与共 風雨同舟」(良いことも悪いことも分かち合い、風の中で共に立ち、嵐の船に共に乗る)というメッセージが記されていたという。
今回のマスク販売では、ファンケルから国薬国際にマスク調達の可否を打診したところ、迅速に入手するために国薬国際が代金を立て替えて調達した。
なお、ファンケルはメーカーとして心地いい肌触りで高い保湿効果などがある高機能オリジナルマスクの開発に着手しており、こちらは秋をめどに発売する予定だ。
送料はファンケルが負担
販売するマスクは、「不織布マスク 大人用(サイズ:175×95ミリ)」「不織布マスク 女性・子供用(サイズ:145×95ミリ)」がいずれも50枚入り・税込み3590円、「不織布マスク 大人用中国語パッケージ(サイズ:175×95ミリ」の50枚入り・個包装・3190円の3種類。送料は、6月30日の注文分までファンケルが負担する。ファンケルの会員だけでなく、一般ユーザーにも販売する。会員には、5月12日に順次メールで「不織布マスクの大人用と女性・子供用」の販売開始を案内して注文を受け付ける。
一般ユーザーには、同日10時から「不織布マスク大人用 中国語パッケージ」の事前登録の受付を開始し、注文可能となった時点で登録したメールアドレスに連絡する。なお、会員も中国語パッケージの事前登録が可能で、商品は5月中旬から順次配送する予定だ。
1回の購入は各3箱までとし、不正や異常な注文をキャンセルすることで転売や買い占め行為を防ぐ。
ファンケルは、17年に国薬国際と健康食品の販売代理店契約を結び、18年に越境ECの販売を開始した。武漢での新型コロナの際、20年2月にファンケルから国薬国際にマスク13万7200枚、防護服3000着、保護ゴーグル2000個、手袋6000個などを支援した。
3月に日本で感染が拡大すると、今度は国薬国際がファンケルの直営店舗で働く従業員約1800人の感染予防のために5万枚のマスクを支援した。この際、段ボールに「休戚与共 風雨同舟」(良いことも悪いことも分かち合い、風の中で共に立ち、嵐の船に共に乗る)というメッセージが記されていたという。
今回のマスク販売では、ファンケルから国薬国際にマスク調達の可否を打診したところ、迅速に入手するために国薬国際が代金を立て替えて調達した。
なお、ファンケルはメーカーとして心地いい肌触りで高い保湿効果などがある高機能オリジナルマスクの開発に着手しており、こちらは秋をめどに発売する予定だ。