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日本交通がデリバリー、新型コロナ対策として都内タクシーでサービス開始

販売戦略

2020/04/29 08:00

 日本交通は、都内タクシーを用いてミシュラン星付きの中国料理・麻布十番「富麗華(ふれいか)」、NYの極上ステーキハウスとして知られる「ウルフギャング・ステーキハウス by ウルフギャング・ズウィナー」のデリバリーを、4月25日から5月13日まで期間限定で実施する。タクシーによるデリバリーサービスは、都内では日本交通が第1号となる。


 新型コロナウイルス感染拡大防止による自粛要請などに伴い、飲食店などで飲料・食料の配送などに関わるニーズが増加している。この状況を踏まえて、4月21日に国土交通省から緊急事態宣言に調整を加えた期間に限り、タクシー事業者による有償貨物運送を特例的に認める通達が出され、日本交通が4月22日に都内第1号として許可された。

 配送手数料は、一般的に商品金額に対する率で決まるが、タクシーが距離と時間から決まるため、高い商品でも一定の配送コストに収まる利点がある。レストラン側も負担が軽減され、顧客への価値提供に注力でき、また提供可能エリアが広く、プロドライバーが配送する安心感もある。

 今回のデリバリー対象店舗となる富麗華は、創業40年余を持つ中国飯店グループのフラッグシップ。伝統の上海料理と洗練された広東料理の融合によってミシュラン東京の一つ星に輝き、美食家達を唸らせ続けている。

 ウルフギャング・ステーキハウスは、ニューヨークの名門ステーキハウスで40年以上活躍したウルフギャング・ズウィナー氏が独立して04年マンハッタンに創業。こだわりのステーキの美味しさで瞬く間に繁盛店となった。現在では、舌の肥えた美食家をも唸らす“極上ステーキハウス”として、ニューヨークをはじめ、ワイキキ、マイアミで絶大な人気を獲得している。

 デリバリーの配送エリアは、東京23区・武蔵野市・三鷹市。料金は、料理代金のほかに、デリバリー代が必要となる。