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新型コロナ禍で出勤者の7割が「出勤」嫌う、在宅勤務で体重増加か

時事ネタ

2020/04/24 19:30

 HANABISHIは、ランキングコミュニティサイト「みんなのランキング」で、新型コロナウイルスに関する実態調査レポートを公開した。出勤に対する影響や在宅勤務における懸念など、働く人の最新事情が明らかになった。

新型コロナウイルスが働く人に大きな影響を与えている

 現在の働き方については、「変わらず毎日出勤している」が最多で、全体の39.47%にのぼった。次いで、「たまに在宅勤務もあるが、出勤する日も多い」が13.82%、「完全にテレワークになった」は13.32%だった。5割以上が日常的に出勤している結果となり、安倍晋三首相の「出勤者は最低でも7割減。極力8割減に」という要請には、まだ到達していない状況だ。
 

 出勤している理由は、「テレワークが不可能な業務内容だから」が78.86%と大多数を占めている。なかでも、美容室をはじめとする「サービス業」や「製造業」、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、ドラッグストアを含む「商社・卸売・小売業」などが多かった。
 

 出勤していると回答した人のなかで、「出勤して仕事するのは嫌ですか?」という質問に対して「とても嫌だ」と回答したのは29.43%。次いで、「嫌だ」(13.71%)、「どちらかといえば嫌だ」(24.00%)という結果になっている。新型コロナウイルスの終息後については、「テレワークメインで、たまに出勤がいい」(29.14%)が最多。次いで「出勤がメインで、たまにテレワークがいい」(23.71%)、「テレワークと出勤は半々がいい」(23.14%)となった。「毎日テレワークがいい」は15.14%、「毎日出勤したい」は8.86%だった。
 
 

テレワークの影響は?

 テレワークに移行してからの仕事の効率については、「どちらかといえば下がった」(31.43%)が最多。子どもがいる家庭などでは、自宅での仕事は難しいのが現状だ。次いで「変わらない」との回答が27.43%だった。これら以外では「下がった」(13.14%)、「とちらかといえば上がった」(11.71%)、「とても下がった」(8.00%)と続き、テレワークでは仕事の効率が多少落ちる傾向があると言える。
 

 テレワークに関する悩みとしては、「運動不足になる」(40.29%)が最多だった。2位は「コミュニケーションがとりづらい」(36.00%)、3位「仕事に集中できない」(35.14%)、4位「仕事の効率が悪い」(30.57%)という結果になった。関連して、テレワークに移行して体重が増えたか否かを聞いたところ、「変わらない」という回答がおよそ半数を占める一方で、「体重が少し増えた」(26.29%)、「増えた」(8.57%)という回答もあった。テレワークにおける課題は、自らを律することができるかどうかにもかかっているようだ。

 なお、働き方に関する調査は、感染者数の多い東京都と大阪府に住む20~79歳の男女1824人(男性946・女性878)を対象に、4月15日~22日の間に複数回にわけてインターネット上で行ったアンケート調査。自分で働き方を決められる自営業者や経営者などを除き、会社員(正社員・契約社員・派遣社員)、公務員(教職員を除く)、パート・アルバイトとして働く人に向けてアンケートを実施した。

 また、テレワークに関する調査は、「完全に在宅勤務(テレワーク)になった」「毎日ではないが在宅勤務の日がほとんどである」と回答したなかの350人に絞った調査結果になっている。