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スタバなど珈琲チェーンが当面休業・営業時間短縮、緊急事態宣言に対応

経営戦略

2020/04/09 07:00

 スターバックス コーヒー ジャパンは、新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するため、4月9日から当面の間、7都府県内のスターバックスコーヒー(スタバ)約850店舗で休業すると発表した。5月6日まで効力のある緊急事態宣言と、各自治体からの要請などをうけての対応だ。

スタバなどコーヒーチェーン各社が緊急事態宣言に対応する

 そのほかの地域の店舗では、営業時間を19時までに短縮するほか、人と人との距離を確保するため座席数を減らし、余裕のある配置に変更する。同社はこれまでも一定のゆとりを持たせる工夫をしてきたが、さらに強化するという。

 また、同業各社も対応に乗り出す。コメダ珈琲店は、外出自粛要請のあった地域や立地、個店の状況に応じて、約350店舗で4月8日~5月6日まで、営業時間を短縮する。ドトールグループのドトールコーヒーやエクセルシオールでも、緊急事態宣言の対象地域の店舗は基本的に休業する。施設の要請により一部、営業する店舗もあるという。銀座ルノアールやベックスコーヒー、上島珈琲も一部店舗で同様の対応をとる。

 なお、営業する店舗については、各社とも換気や清掃、座席間に一定のゆとりを持たせるとしている。外出自粛のなか、コメダ珈琲店などでは、ニーズが高まるテイクアウトについてもHPやSNSなどで積極的に情報を発信していくという。