キャッシュレス還元に踊らされてわかった、「エントリー必須」と「予告なしの終了」の罠
キャッシュレス決済の普及とマイナンバーカードの利用促進を兼ね、2020年9月以降、マイナンバーカードとマイキーIDを設定し、自身が選んだキャッシュレス決済の利用(チャージまたは購入)で最大5000円相当のポイントが付与される「マイナポイント事業」が決定している。ただし、本来は今年7月の東京五輪の1年延期が決定した今、状況によってはマイナポイントの開始時期も延期になるかもしれない。
しかし、還元率や利用可能店舗数はPayPayなどのPayサービス(コード決済・スマホ決済)のほうが多く、全く利用しないと決め込むと現金の出番が増えてしまう。結局、よく使うサイト・アプリ、あまり使わないけれどいつでも使えるようにしておきたいサイト・アプリは定期的にログインしたほうが無難だとアドバイスしたい。
ここ1年、合計20%超の大幅還元やおにぎり1個購入でポイントプレゼントといったキャンペーン目的であえて購入したのに適用されず、損をしたと感じたケースが何度かあった。原因は「エントリー必須」のエントリー漏れ・エントリーしたIDの誤りと、「予告なしのキャンペーン終了」による適用なし。後者はともかく、前者は自分で未然に防げるので、ちゃんとIDとエントリーの紐付けが正しいか必ず確認しよう。罠の多いキャンペーンこそ実は得だったといえる。(BCN・嵯峨野 芙美)
毎回の使い分けに悩む レジ前で再ログインして慌てることも
Apple Pay/Google Payをはじめ、スマートフォン(スマホ)を財布代わりにするウォレットサービスが登場し、スマホが1台あれば、日常の買い物はほとんど事が足りるようになった。しかし、一度ログインすればずっと保持されるサービスもあれば、頻繁に再ログインが求められるサービスもある。再ログイン時にも二段階認証必須だとかなり面倒。利便性はかざすだけのタッチ決済のほうが便利で、早さを優先するなら、モバイルSuica、QUICPay、iD(メルペイiD決済/TOYOTA WalletのiD決済)などの非接触のスマホ決済、または非接触決済のクレジット/デビットカードの二択といえる。しかし、還元率や利用可能店舗数はPayPayなどのPayサービス(コード決済・スマホ決済)のほうが多く、全く利用しないと決め込むと現金の出番が増えてしまう。結局、よく使うサイト・アプリ、あまり使わないけれどいつでも使えるようにしておきたいサイト・アプリは定期的にログインしたほうが無難だとアドバイスしたい。
ここ1年、合計20%超の大幅還元やおにぎり1個購入でポイントプレゼントといったキャンペーン目的であえて購入したのに適用されず、損をしたと感じたケースが何度かあった。原因は「エントリー必須」のエントリー漏れ・エントリーしたIDの誤りと、「予告なしのキャンペーン終了」による適用なし。後者はともかく、前者は自分で未然に防げるので、ちゃんとIDとエントリーの紐付けが正しいか必ず確認しよう。罠の多いキャンペーンこそ実は得だったといえる。(BCN・嵯峨野 芙美)