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ヤマダ電機、持株会社移行にらみ役員一新、一宮氏、桑野氏が退任へ

経営戦略

2020/04/01 17:36

 ヤマダ電機は4月1日、一宮忠男代表取締役副会長 兼 代表執行役員CEOが相談役に退任するなどの役員人事を発表した。10月1日に予定している会社分割による持株会社ヤマダホールディングスの移行をにらんで役員を一新する。6月26日に開催予定の定時株主総会と取締役会後に正式決定される予定。

現在のボードメンバー(下段)から桑野光正氏(左)、
一宮忠男氏(左から2番目)、飯塚裕恭氏(右)が退任する(ヤマダ電機のHPより)

 取締役を退任するのは一宮氏を含む6人。桑野光正取締役 兼 執行役員副会長は常勤顧問に、岡本潤取締役 兼 執行役員専務 経営企画室長 兼 CSR推進室長は監査役に退任する。飯塚裕恭取締役 兼 執行役員副社長Newビジネス開発室長と樋口春彦取締役 兼 執行役員常務法務室長、福山裕幸社外取締役も退任する。

 10月1日付で上場会社となるヤマダホールディングスは山田昇代表取締役社長、三嶋恒夫代表取締役、小林辰夫代表取締役の布陣となる予定。

 承継会社のヤマダ電機は山田昇代表取締役 兼 会長執行役員CEO、三嶋恒夫代表取締役 兼 社長執行役員COO、小林辰夫代表取締役 兼 専務執行役員IT事業本部長となる予定。

 現在のボードメンバーから一宮氏、桑野氏、飯塚氏が退任し、創業者の山田昇氏を筆頭に三嶋氏、小林氏の3人が代表権のある役員となる。山田昇現会長がグループ全体を統括する体制がより一層強まりそうだ。