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サブスク利用率がレンタルを上回る、映像メディアユーザー実態調査2020

データ

2020/03/10 19:00

 フィールドワークスと映像メディア総合研究所は、全国規模のネットアンケートに基づく、テレビ放送、映画館、DVD・Blu-rayディスク、有料・無料の動画配信など、全ての映像視聴メディア・サービスのユーザー利用実態の調査・分析レポート「映像メディアユーザー実態調査2020」を3月10日に発行した。

サブスクリプションサービスの利用率が、調査開始から初めてレンタルサービスの利用率を逆転

 映像メディアユーザー実態調査2020は、全国の13~69歳の男女5022人を対象に、2019年11月22~27日の期間に実施された。映像メディア・サービスの利用率では、19年に過去最高の興行収入2611億円(前年比117.4%)をあげた「映画館」が46.5%だった。

 映像ホームエンターテインメントでは、「有料テレビ放送」が前年並みながら、定額制見放題の「SVOD」が前年と比べて約4ポイント増加したため、これを合わせたサブスクリプションサービスの利用率は前年から3.7ポイント増の29.3%となっている。

 サブスクリプションサービスの利用率は、「DVD・ブルーレイ レンタル」と「TVOD」を合わせたレンタルサービス(27.6%)を上回っており、今回の調査でサブスクリプションサービスとレンタルサービスの利用率が、初めて逆転した。
 
有料動画配信サービスでは、利用者の5割超が「Amazonプライム・ビデオ」を利用

 有料動画配信サービスの利用率に関する調査では、「Amazonプライム・ビデオ」の利用率を、「無料の意識」で利用している人も含む割合と、「有料の意識」で利用している人の割合で分けて集計している。

 利用率は、無料の意識を含めると前年から3.5ポイント増加して16.3%、有料の意識での利用者のみに絞ると10.0%だった。母数を有料動画配信サービスの利用者に置き換えると、Amazonプライム・ビデオは前年の48.2%から3.4ポイント増加し、初めて利用者の5割を超えている。

 有料の動画配信専門サービスでは、「Netflix」が前年から0.8ポイント増の2.8%で、配信専門として最も利用されている。