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高価格帯デジタルピアノ2018年シェアNo.1 河合楽器から新ハイエンド機種が登場

時事ネタ

2020/03/10 17:00

 河合楽器製作所(河合楽器)は、カワイデジタルピアノ「CA(Concert Artist)シリーズ」のハイエンドモデル「CA99」「CA79」を3月10日に発売する。税別価格は29万5000円から。

 家電量販店・オンラインショップの実売データを集計した「BCNランキング」によると、鍵盤数や鍵盤の材質によって価格帯が大きく異なる電子ピアノ(デジタルピアノ)の売れ筋は9万円以下の初心者向けエントリーモデル。価格帯別に集計すると、「税別平均単価3万円以上9万円未満」が約7割を占める。
 

 一方、平均単価9万円以上の高価格帯では、ヤマハと河合楽器が競い、他社を大きく引き離している。2018年はシェア45.0%で河合楽器、19年は46.1%でヤマハがトップに立った。18年はこの上位2社で75.2%を占め、19年は84.5%まで上昇。家電量販店で買える高価格帯デジタルピアノの選択肢としては、実質的に、3位のRolandを加えた3社に絞られている。
 

 直近の20年2月に一番売れた9万円以上の電子ピアノは、河合楽器の税込11万円程度の安価な「CN29」。2位・3位には、ヤマハの「CLP-635」「CLP-645」が僅差で続いた。
 

 3月10日発売の新製品「CA99EP/CA99R」「CA79A/CA79R」は、タッチ・音・デザイン・操作性を一新。共通仕様として、グランドピアノに迫るタッチの新木製鍵盤「グランド・フィール・アクションIII」と、SK-EXレンダリング音源を搭載。Bluetooth Audio aptXにも対応し、ワイヤレスでスマートフォンなどに保存した音楽を、本体のディフューザー搭載上面放射スピーカーで再生できる。さらに、上位機種のCA99EP/CA99Rは、本体背面に音が360°全方位へ響きわたるTWIN DRIVE響板スピーカーを搭載する。
 
グランドピアノの音響の再現を目指した「CA99」のプレミアムローズウッド調仕上げ(CA99R)と
「CA79」のプレミアムホワイトメープル調仕上げ(CA79A)

 高級感あふれる黒塗艶出し塗装仕上げのCA99EPは47万円、プレミアムローズウッド調仕上げのCA99Rは40万円。対して、プレミアムローズウッド調、プレミアムホワイトメープル調の2色展開のCA79なら、税込30万円台前半と、比較するとリーズナブルだ。

今春は憧れのワンランク上に手が届く!

 3月31日まで「100億円相当あげちゃうキャンペーン」を実施している「PayPayモール」で電子ピアノをPayPay残高で購入すれば、このキャンペーン分として最大20%還元される。また、「誰でも!毎週10億円!もらえるキャンペーン」を実施している「au PAY」が使える家電量販店で、シーズン2の還元実施日に購入すれば最大3万円相当のポイントが戻る。

 PayPayモールに至っては、独自のセールやキャッシュレス還元事業で25%還元に達するケースもある。購入者の楽天サービスの利用状況によっては、SPU最大+16倍の「楽天市場」でも同程度の実質負担で購入可能だ。今なら、展示品を新製品CA99/CA79に入れ替えるため、展示処分品も見つけられるだろう。

 今春は購入先、購入時の決済方法を工夫するだけで、憧れの電子ピアノが割安で手に入るチャンスだ。(BCN・嵯峨野 芙美)


*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。