家庭用ゲーム機「PlayStation 2(PS2)」の発売から、3月4日で20年が経つ。PS2は、数々の大ヒットタイトルやDVDプレーヤーとしての活躍を背景に、世界で1億5000万台以上が販売されたほどの人気商品だ。
マークのデザインや使用規定の決定に携わった、当時コーポレートデザインセンターブランドマネジメント担当だった宮副大介氏は、「社名よりも認知度の高いこのマークには、1994年に登場した『初代プレイステーション』の特徴が詰まっている」と話す。
PとSが重なっているのは、「Play(遊び)」と「Workstation(ワークステーション)」が融合していることを表す。また、奥行きのあるSは、「プレイステーション」が得意とする3DCGの描画性能を表現。立体にも平面にも見えるだまし絵のようなデザインは、ゲームで大切な要素の遊び心を描きだしている。
さらに、ブランドカラーの「プレイステーションブルー」は、エンタテインメントを体験する「空間」を表すために、空や海などの空間を連想させる色を重ね合わせた。(BCN・南雲 亮平)
初代から変わらぬPとS(2017年8月6日掲載の記事より)
今や世界的な人気を誇る家庭用ゲーム機器「プレイステーション」シリーズ。その人気の一因は、初代から続けて使用しているPとSのロゴだ。ロゴの正式名称は「プレイステーションファミリーマーク」。ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)では、「プレイステーション」シリーズの家紋のように扱っている。マークのデザインや使用規定の決定に携わった、当時コーポレートデザインセンターブランドマネジメント担当だった宮副大介氏は、「社名よりも認知度の高いこのマークには、1994年に登場した『初代プレイステーション』の特徴が詰まっている」と話す。
PとSが重なっているのは、「Play(遊び)」と「Workstation(ワークステーション)」が融合していることを表す。また、奥行きのあるSは、「プレイステーション」が得意とする3DCGの描画性能を表現。立体にも平面にも見えるだまし絵のようなデザインは、ゲームで大切な要素の遊び心を描きだしている。
さらに、ブランドカラーの「プレイステーションブルー」は、エンタテインメントを体験する「空間」を表すために、空や海などの空間を連想させる色を重ね合わせた。(BCN・南雲 亮平)