2019年6月にZOZOが発表した足の3Dサイズを計測できる「ZOZOMAT」。無料配布の予約受付を開始して半年以上。ようやく手元に商品が到着したので、さっそく試してみた。
ZOZOMATは足の周囲をスマートフォンのカメラで撮影すると、マットに付いたドットを元に足の3Dサイズを計測してくれる。これまでは靴を選ぶときの目安は足の長さくらいしかなかったが、ZOZOMATを使えば足幅や指の並び、足の高さなども考慮した上で、自分にぴったりの靴を探すことができる。
開封してみると、中から出てきたのは四つ折りにされた「紙」。勝手にゴム製や発泡スチロール製と思い込んでいたので、ちょっと拍子抜けした。でも、実用性があるのなら何も問題はない。気を取り直して、まずは測定するアプリの設定を行っていく。
使用するのは「ZOZOTOWN」の公式アプリ。ホーム画面の右下の「計測・その他」のタブからZOZOMATの設定画面にアクセスすることができる。性別・氏名・生年月日を入力すると、すぐに計測画面に移り、1分40秒の動画で測定方法を説明してくれる。測定中も音声がガイドしてくれるので、スキップしても問題はない。
測定の手順は至って簡単。まず。マット中央のグリーンゾーンに片足を置き、スマホのカメラをガイドに従ってマットの円に合わせる。このとき、靴下を脱ぎ、素足になる必要がある。ズボンはすそを膝下まで上げる。緑のマニュキュアはNG。マットと色が混合してしまうためだと思われる。
撮影はガイドに指示されたカラーとマットのカラーをカメラに合わせ、ぐるっと足元の周りをなぞっていく。音声案内もあり、完了するとチェックマークが出るので、手順で迷うことはないと思う。片方の足が終わったら、もう片方を計測。2~3分程度で完了する。
測定が終わると、計測結果が表示される。足のサイズはもちろん、指先の形や足幅の広さなど、これまで知らなかったデータが確認できるのはおもしろい。人によってはうまく測定できないケースがあるようだが、記者はかなり正確に測定することができた。
計測結果に基づくおすすめ商品もすぐに表示することができる。記者の場合、もっとも高かったのは「New Balance ML574」。相性度の84%が高いのか低いのかは分からないが、日頃は履くことのないスニーカーにも興味が湧いた時点で、ZOZOMATの狙いにまんまとハマったといえるだろう。
もっとこうなればよいのに、というポイントもいくつかある。まず、個人の嗜好の反映だ。スニーカーでも色やデザインの傾向をある程度絞り込めれば、購入の時間を大幅に減らすことができる。
また、レコメンドしてくれる商品数も増やしてほしい。記者が男性としては足が小さめということもあるかもしれないが、相性度のよい靴が思いのほか少なく、残念だった。これらの点はぜひ今後のアップデートで改善されると期待したい。
なお、アプリの記載によると、現在ZOZOMATを申し込むと3月13~24日に発送されるとのこと。気になった人は今からでも1カ月も待たずに手に入るので、申し込んでみることをおすすめする(なんといっても無料だ)。また、3月4日からZOZOMATに関連したキャンペーンもスタートするようなので、楽しみに待ちたい。(BCN・大蔵大輔)
ZOZOMATは足の周囲をスマートフォンのカメラで撮影すると、マットに付いたドットを元に足の3Dサイズを計測してくれる。これまでは靴を選ぶときの目安は足の長さくらいしかなかったが、ZOZOMATを使えば足幅や指の並び、足の高さなども考慮した上で、自分にぴったりの靴を探すことができる。
開封してみると、中から出てきたのは四つ折りにされた「紙」。勝手にゴム製や発泡スチロール製と思い込んでいたので、ちょっと拍子抜けした。でも、実用性があるのなら何も問題はない。気を取り直して、まずは測定するアプリの設定を行っていく。
使用するのは「ZOZOTOWN」の公式アプリ。ホーム画面の右下の「計測・その他」のタブからZOZOMATの設定画面にアクセスすることができる。性別・氏名・生年月日を入力すると、すぐに計測画面に移り、1分40秒の動画で測定方法を説明してくれる。測定中も音声がガイドしてくれるので、スキップしても問題はない。
測定の手順は至って簡単。まず。マット中央のグリーンゾーンに片足を置き、スマホのカメラをガイドに従ってマットの円に合わせる。このとき、靴下を脱ぎ、素足になる必要がある。ズボンはすそを膝下まで上げる。緑のマニュキュアはNG。マットと色が混合してしまうためだと思われる。
撮影はガイドに指示されたカラーとマットのカラーをカメラに合わせ、ぐるっと足元の周りをなぞっていく。音声案内もあり、完了するとチェックマークが出るので、手順で迷うことはないと思う。片方の足が終わったら、もう片方を計測。2~3分程度で完了する。
測定が終わると、計測結果が表示される。足のサイズはもちろん、指先の形や足幅の広さなど、これまで知らなかったデータが確認できるのはおもしろい。人によってはうまく測定できないケースがあるようだが、記者はかなり正確に測定することができた。
計測結果に基づくおすすめ商品もすぐに表示することができる。記者の場合、もっとも高かったのは「New Balance ML574」。相性度の84%が高いのか低いのかは分からないが、日頃は履くことのないスニーカーにも興味が湧いた時点で、ZOZOMATの狙いにまんまとハマったといえるだろう。
もっとこうなればよいのに、というポイントもいくつかある。まず、個人の嗜好の反映だ。スニーカーでも色やデザインの傾向をある程度絞り込めれば、購入の時間を大幅に減らすことができる。
また、レコメンドしてくれる商品数も増やしてほしい。記者が男性としては足が小さめということもあるかもしれないが、相性度のよい靴が思いのほか少なく、残念だった。これらの点はぜひ今後のアップデートで改善されると期待したい。
なお、アプリの記載によると、現在ZOZOMATを申し込むと3月13~24日に発送されるとのこと。気になった人は今からでも1カ月も待たずに手に入るので、申し込んでみることをおすすめする(なんといっても無料だ)。また、3月4日からZOZOMATに関連したキャンペーンもスタートするようなので、楽しみに待ちたい。(BCN・大蔵大輔)