目指すは売上高3兆円、PPIHが新中長期経営計画を発表
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(旧ドンキホーテホールディングス、以下PPIH)は、2月6日、第2四半期決算・事業説明会を開催。2030年をゴールに設定した新中長期経営計画「Passion 2030」を発表した。
PPIHは20年をゴールに設定した中長期経営計画「Vision 2020」(売上高1兆円、店舗数500店、ROE15%)を1年前倒しで達成。ユニー買収で規模が拡大したこともあり、19年度の売上高は1兆3289億円、店舗数は693店と大きく跳ねた。
新たな計画で目標に掲げるのは「営業利益2000億円」と「売上高3兆円」だ。営業利益についてはMD改革、コスト最適化、金融事業などで嵩上げを図る。売上高3兆円の内訳は国内で2兆円、海外で1兆円。従来以上に世界をマーケットと捉えた体制を構築していく。
同社はこれまで一貫して店舗を増やして売上を拡大する戦略を推し進めてきたが、今後は既存店の収益改善による成長にシフトさせるという。代表取締役社長CEOの吉田直樹氏は「規模が大きくなり、阿吽の呼吸でやっていく、というのが難しくなってきている。量から質に大きく方針転換し、既存店を磨き上げていく」とコメント。AIを活用したプライシングなどで店舗のデジタル化も加速させていく。(BCN・大蔵大輔)
PPIHは20年をゴールに設定した中長期経営計画「Vision 2020」(売上高1兆円、店舗数500店、ROE15%)を1年前倒しで達成。ユニー買収で規模が拡大したこともあり、19年度の売上高は1兆3289億円、店舗数は693店と大きく跳ねた。
新たな計画で目標に掲げるのは「営業利益2000億円」と「売上高3兆円」だ。営業利益についてはMD改革、コスト最適化、金融事業などで嵩上げを図る。売上高3兆円の内訳は国内で2兆円、海外で1兆円。従来以上に世界をマーケットと捉えた体制を構築していく。
同社はこれまで一貫して店舗を増やして売上を拡大する戦略を推し進めてきたが、今後は既存店の収益改善による成長にシフトさせるという。代表取締役社長CEOの吉田直樹氏は「規模が大きくなり、阿吽の呼吸でやっていく、というのが難しくなってきている。量から質に大きく方針転換し、既存店を磨き上げていく」とコメント。AIを活用したプライシングなどで店舗のデジタル化も加速させていく。(BCN・大蔵大輔)