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旅行でキャッシュレス決済する? ゆこゆこホールディングスの調査

データ

2020/02/05 08:00

 温泉宿泊予約サービスや温泉メディア事業を行うゆこゆこホールディングスは、19年12月2~13日に同社会員向けのメールマガジンで全国20代以上の男女5132人に旅行でのキャッシュレス決済に関する意識調査を実施し、1月31日に調査結果を発表した。


 同社が運営する温泉宿泊予約サービス「ゆこゆこ」の会員は、シニア層が多く60代以上が7割を占めている。19年10月からキャッシュレス決済を導入した同社として、シニア層は、旅行でのキャッシュレス決済利用に対してどのような意識をもっているかを把握するため、調査を実施した。

 今回の調査の結果、キャッシュレス決済については60代以上のシニア層の94.6%が利用しており、そのうち77.2%のシニアは宿泊施設の決済時にキャッシュレス決済を利用していた。若年層だけでなく、多くの60代以上のシニア層も、クレジットカードを含めたキャッシュレス決済の手段をもち、宿泊料金支払う際に利用していることが分かった。
 

 シニア層がキャッシュレス決済を利用する理由については、「カード会社のポイントや特典が付くから」という理由が47.2%と半数を占めている。続けて、「宿泊料金が高額で現金を持ち歩くのが不安」20%、「オンライン事前決済機能が便利」18.5%という理由もあげられた。

 キャッシュレス決済を「あまり利用しない」と答えたのは、「そもそもキャッシュレス決済をほとんど使用しない」「キャッシュレス決済ができない宿が多いから」といった理由があげられていた。

 19年10月からキャッシュレス決済を導入した同社で、「キャッシュレス決済ができる宿に予約をしようと思った」と回答した60代以上のシニア層は64.1%という結果となり、シニア層向けの宿泊予約については、キャッシュレス決済が利用できると予約につながることが分かった。

 20~30代の若年層で宿泊予約時にキャッシュレス決済の利用可否を気にするのが56.3%だったのに対し、シニア層で宿泊料金を支払う際に利便性を気にする傾向が高いという結果となっている。
 

 なお、会員は旅行をする際、1泊旅行の割合が63.9%、年間で宿泊を伴う旅行に3回以上が78.6%、夫婦での旅行が85.8%という結果となった。