• ホーム
  • トレンド
  • モバイルバッテリ、半数以上が普段から持ち歩き 防災用途は3割未満

モバイルバッテリ、半数以上が普段から持ち歩き 防災用途は3割未満

データ

2020/01/28 17:30

 モバイルバッテリは外出時の心強い味方だ。スマートフォン(スマホ)と一緒に持ち歩く人も多い。ヒロモリがスマホユーザーの男女672人を対象に実施した「スマホアクセサリに関する調査」によると、モバイルバッテリの所有率はケーブル型・ワイヤレス型をあわせて54.2%。このうち半数以上の人が、普段から持ち歩いているという。

モバイルバッテリはスマホとともに活躍している

 モバイルバッテリ所有者のうち、「普段から持ち歩く」「持ち歩いているときの方が多い」と回答したのは54.8%。また、45.2%の人が複数所持していた。複数所有者の使い分け方としては、「充電したものを順番に利用」や「容量によって使い分ける」など。旅行や遠出の際には大容量のモデルを携帯したり、モバイルWi-Fiルータや加熱式たばこを充電したりと、シーンや目的別に使い分けているようだ。
 
モバイルバッテリを持ち歩くことが多い人は半数以上。複数台を持っているケースも

 日常でも有用なモバイルバッテリは、災害時にも重宝する。所有者のうち28.2%が、「モバイルバッテリを『非常用持ち出しセット』や『防災セット』に準備していますか?」との質問に対して「はい、しています」と回答。ヒロモリは、近年増えている自然災害への備えとしてのニーズは、今後さらに拡大すると予想している。
 
モバイルバッテリを防災セットに含めている人は3割未満

 台風の接近時や震災後は電源の確保が難しく、モバイルバッテリの需要が飛躍的に高まる傾向にある。全国の主要家電量販店・ネットショップからPC本体、デジタル家電などのPOSデータを毎日収集するBCNランキングによると、2019年10月に台風19号が上陸する前日、モバイルバッテリの販売数量は祝日の8倍弱に急増したほどだ。
 
災害が発生するとモバイルバッテリの需要は拡大する

 何かあってからでは品薄状態で目当ての商品が買えない可能性がある。事前に備えておくのがベストだ。(BCN・南雲 亮平)