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アマゾンジャパン、「置き配」標準の実証実験を拡大 東京都3区などで実施

販売戦略

2020/01/23 18:00

 アマゾンジャパンは、「置き配指定サービス」を標準の配送方法とした際の利便性や効果を検証するため、2019年11月6日~12月5日の1カ月間にわたって岐阜県多治見市で行った実証実験に続き、対象エリアで実証実験を順次開始する。

 今回の実証実験では、気象条件が異なり、集合住宅と戸建住宅が混在している人口密集地域で、多様なライフスタイルの顧客に合わせた置き配の有効性を検証することを目指す。

 実証実験の対象エリアは、東京都3区(江東区、文京区、練馬区)、大阪府3区(都島区、西淀川区、生野区)、名古屋市、札幌市。開始は1月27日から。
 
置き配指定サービスの概要

 指定せずとも「置き配指定サービス」を標準の配送方法とし、在宅・不在にかかわらず玄関に商品を届ける。なお、置き配場所として、注文確定画面で、「玄関」「宅配ボックス」「ガスメーターボックス」「自転車のかご」「車庫」「建物内受付/管理人」のいずれかを選択できる。ほかの方法でも置き配場所は指定でき、希望すれば従来通り、対面での受け取りも可能。置き配が完了すると、ドライバーは専用のタブレット端末を使って、商品を配達した場所の写真を撮影する。

 岐阜県多治見市の置き配指定標準化の実証実験では、期間中、対象者の約70%が置き配指定で商品を受け取り、通常時の約50%の再配達削減につながったという。