【記者のひとこと】1年で最も慌ただしい時期
旧正月の春節(1月25日)を控え、中国は1年で最も慌ただしい時期を迎えています。街では、赤い提灯などが飾り付けられ、おめでたい雰囲気に包まれています。
春節の大型連休は、故郷に帰るのが一般的で、すでに出稼ぎ労働者の帰省が始まっています。春節で大勢が移動する状況は「春運」と呼ばれており、2020年で延べ約30億人が移動すると予想されています。
春節の大型連休で困るのは、普段、使っているサービスが使いにくくなることです。上海市では、休みになる飲食店が出始めているほか、配車サービスで車がつかまらなかったり、フードデリバリーサービスの配達が難しくなったりしています。
中国人の移動先は、中国国内だけではありません。家族らと海外に出かけるケースも多く、日本は旅行会社がまとめた旅行先ランキングで1位になっています。日本国内の店舗や中華料理店などでは、いつも以上に中国人を見かけるかもしれません。(上海支局 齋藤秀平)
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