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あおり運転を受けたと感じたことがある? パナソニックの調査

 パナソニック オートモーティブ社は、3カ月に1回以上自動車を運転して年末年始に自動車で帰省や長距離の外出をする予定がある全国の20~60代の男女2000人(男性が1153人、女性が847人)を対象に「あおり運転とドライブレコーダーの使用状況に関する調査」を実施した。期間は10月31日~11月6日。調査によると、約8割があおり運転を受けたと感じたことがあるという。


 調査対象者に、あおり運転の被害の有無について尋ねたところ、「あおり運転を受けたと感じたことがある」と回答したのが81%。また、あおり運転による被害の種類については、「車間距離を詰める」(85.4%)が最も多く、「パッシング」「クラクションでの威嚇」「幅寄せ」が続く。

 あおり運転をされたきっかけとして思い当たるものを尋ねた質問では、「周りの車の流れよりスピードが遅かった」(30.1%)が最多で、次いで「車線変更した/割り込みをした」「追い越し車線を走り続けた」が多かった。一方で、約4割が「特に思い当たらない」と答えている。

 あおり運転をされた際にとった対策は、「道を譲った」(59.2%)が最も多かったが、「何もしなかった/できなかった」という回答も多く、実際に被害を受けた際の対処方法を事前に考えておく必要も考えられる。

 あおり運転対策として心がけていることは、「なるべく車間距離をとる」「不審な車に近づかない」が5割台に達しており、「無理な割り込みはしない」「ドライブレコーダー導入」がそれに続いた。

 調査対象者のうち、ドライブレコーダーを持っている人は43%で、所有しているドライブレコーダーの機能について「わからない」割合が各項目で2~4割程度あり、自分が持っているドライブレコーダーの機能を把握できていない人が、一定数存在する。
 
約4割がドライブレコーダーを保有

 ドライブレコーダーの映像確認を行うかどうかを尋ねた質問では「確認する」が約47%で、「確認しない」人がやや多い。また、あおり運転をされた経験のある約半数が映像を確認している。
 
ドライブレコーダーの映像を確認しない人の方がやや多く、
あおり運転をされたことがある人は映像確認を行う傾向が高い

 今後、ドライブレコーダーを購入する際に重視する機能は、「録画した場所や時間の記録を残す(GPS機能)」(57.3%)が最も多く、「前方と後方の同時録画」「暗い場所でもハッキリ録れる高感度撮影」がそれに続く。
 
ドライブレコーダーに求める機能は「GPS機能」が最多

 なお、あおり運転による被害では「車間距離を詰める」が最も多かったこともあってか、「前方後方の同時録画」機能への需要が高まっている。