【記者のひとこと】レジ待ち

コラム

2020/01/08 10:00

 スーパーでレジに並ぶときはいつも、できるだけ早く会計を終えられそうな列を探します。前に並ぶ人の数や買い物の量、レジを打つスタッフさんの会計さばきなどを見て並ぶ列を決めますが、結果的に「隣のレジに並べば良かった」となることがかなり多いです。よくAIは「過去のデータを蓄積し、学習して賢くなる」といわれますが、スーパーに何百回と訪れていても、人間である私のレジ列に対する目利き力は一向に良くならず無念です。

 小売業でも人手不足が深刻化する中、いま各地で店舗業務の省人化や効率化に向けた実証実験が進められています。NECは2月、本社ビルにレジを通さずに決済できるコンビニをオープンするとのこと。これにより、店舗の人手不足の解消や来店客のレジ待ち時間の短縮が期待されます。レジで待たされることのない未来に向けて、今後のレジなし決済の本格普及を待ちたいと思います。(前田幸慧)

【関連記事はこちら】
NECがレジレス決済コンビニ、本社ビル内にオープン
無人レジに必要な商品画像登録作業、東芝とNTT ComのAI技術で効率化
長崎市のマンションに無人スーパーが実験的に誕生
制度対応と人手不足で更新の波が押し寄せるPOSレジ市場