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スーパー中学生が大きな話題に、デジカメ縮小や12月23日も注目を集める

【話題のニュースダイジェスト・2019総集編(10~12月)】 2019年、「BCN+R」では読者に対して常に最新の情報を配信することに力を注いできた。その中で10月から12月までの期間、大きな話題になった記事は、U-22プログラミング・コンテストのスーパー中学生だ。また、デジタルカメラ市場の縮小も関心を高めた。12月23日が祝日かどうかの記事も多く読まれた。2019年のニュースを振り返る。

プログラミング言語をわずか数週間で開発

 「もっと人間にとって扱いやすい、自分の言語をつくってみたかった」。第40回「U-22プログラミング・コンテスト2019」の最終審査会で、経済産業大臣賞(総合)を受賞した開成中学校3年の上原直人さん(15歳)は、独自プログラミング言語「Blawn」を発表した。審査員を驚かせたのは、完成度の高さはもちろんのこと、今年8月からわずか数週間で完成させたスピード。一次審査の応募期間7月1日~9月2日に着想から開発、完成まで一人で仕上げたとのことだ。
 
開成中学校3年の上原直人さん(15歳)

 それまでPythonを使っていたという上原さんは発表の中で、「今年の7月か8月にC++を始めたが、扱いにくかった。もっと可読性の高い構文とメモリの安全性や速度を高めたいと思った」と、開発のきっかけについて語った。経産大臣賞は「総合」のほかにも、「プロダクト」「テクノロジー」「アイデア」の三つがある。なお、上原さんを含めて経済産業大臣賞を受賞した4人は、2020年1月24日の「BCN ITジュニア賞2020」にノミネートされる。

デジカメ販売が8年で7割縮小

 デジタルカメラ市場の縮小が止まらない。全国の家電量販店やECショップでPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、2018年のデジタルカメラ市場は絶頂期である10年の約30%規模まで縮小していることが分かった。19年は、さらに下回る可能性がある。


 さらに細かくデータを見てみると、最も販売台数が多かった10年の販売台数を100.0とした際、18年の市場規模は30.2まで落ち込んでいる。19年は、10月までで21.2になっている。30.0を超えることはなさそうだ。カメラ映像機器工業会のデジタルカメラ統計でも、出荷台数が1億2146万3234台(10年)から1942万3371台(18年)へと減少し、約16.0%規模にまで落ち込んでいる。

平日?祝日?

 平成に入ってから30年あまり、12月23日は天皇誕生日として祝日だった。明治天皇と昭和天皇の誕生日も、それぞれ「文化の日」と「昭和の日」として祝日になっている。一方、令和最初の上皇さまの誕生日となる2019年12月23日は平日だった。
 

 新たな天皇誕生日は2月23日。令和最初の天皇誕生日は日曜日なので、2月24日の月曜日が振替休日になり、土曜日が休みなら3連休になる。

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからPOSデータを通じてスマートフォンやデジタルカメラ、4Kテレビなどの販売台数・金額データを毎日収集・集計しているデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。