2019年も残すところ、1週間を切った。18年末にブームに火が付いたスマートフォン（スマホ）決済サービスは、年間を通じて話題を呼び、ユーザーを順調に拡大させている。年末年始にも、各社がお得なキャンペーンを開催する。12月22～28日で話題になったキャッシュレスニュースを振り返る。

まちかどペイペイが期間延長！　1月以降もお得なキャンペーンに期待

　PayPayが現在実施しているキャンペーンで注目したいのは、「まちかどペイペイ」の第2弾。キャッシュレス・消費者還元事業の対象で5％還元が適用されている店舗で決済すると、20回に1回の確率で最大1000円相当のPayPayボーナスが当たる。付与上限は5000円相当/月。もともと20年1月31日までの予定だったが、12月26日に3月31日まで延長すると発表。対象店舗も拡大している。
 
　PayPayでは、早くも20年1月に開催するキャンペーンを公表している。分かりやすくて使い勝手が良さそうなのが、「ローソンおトクWeek キャンペーン」だ。期間は1月21日から27日まで。全国の「ローソン」「ナチュラルローソン」「ローソンストア100」でPayPay決済すると、最大10％を還元する。
 
　Yahoo!プレミアム会員やソフトバンク・ワイモバイルのスマホユーザーであれば、還元率は10％。付与上限は、200円相当/回、1000円相当/期間。その他のユーザーの還元率は5％。付与上限は、100円相当/回、1000円相当/期間。対象となる入金手段は、PayPay残高もしくはヤフーカード。

LINE Payのクリスマスプレゼント、利用は年内中に

　LINE Payは、「お好きなお店で、お好きな商品を『年末感謝クーポン祭』」と「メリークリスマス クーポン」キャンペーンを実施中。全ユーザーが対象で、前者が対象店舗で使えるクーポン、後者が最大1000円分の「LINE Payクーポン」がもらえる。期間は12月31日まで。使い勝手が良いので、年内にぜひ活用したい。
   

年末年始はメルペイのスマート払いで5％還元

　メルペイは、店舗でメルペイスマート払いで支払うと、支払額の5％相当分をポイント還元する「メルペイスマート払い5％還元キャンペーン」を開催している。期間は20年1月31日まで。
 
　iD決済、コード決済、ネット決済の全てが対象（メルカリでの購入、Suicaチャージは対象外）。ポイント還元の上限は、期間中合計P1000まで。キャッシュレス・消費者還元事業」によるポイント還元の対象店舗では、別途、5％または2％がポイント還元される。

　もし、初めてメルペイスマート払いを利用するユーザーなら「メルペイスマート払いをはじめると2,000ポイントプレゼント」も要チェック。設定して決済するだけで、2000円相当のポイントをゲットすることができる。こちらの期限は20年1月7日まで。
 

au PAY×ローソンは最大20％還元！

　20年5月以降にau PAYと共通ポイント「Ponta」を融合することを発表したKDDIとローソンは、12月31日まで最大20％のポイントを還元する「ローソンでau PAY決済を使うと最大20％ポイント還元キャンペーン！」を実施している。auの有料会員以外でも19％のポイント還元が受けられる。
 
　ポイント付与の上限は期間中に合計3000ポイント。1回当たりの支払上限額は税込み4万9999円。平行して実施中の「三太郎の日」キャンペーンと重なる12月23日は、auスマートパスプレミアム会員が三太郎の日の特典（合計最大20％）も受けられる。

楽天ペイは全店舗で5％還元　2カ月間の大盤振る舞い

　楽天ペイは、1月1日9時から「楽天ペイ（アプリ決済）」を導入する全店舗で、「【第2弾】楽天ペイアプリのお支払いで最大5％還元」キャンペーンを実施する。エントリー必須で、12月4日から事前エントリーを受け付けている。
 
　経済産業省のキャッシュレス・消費者還元制度によるポイント還元（官製ポイント還元）の対象とならない店舗や、中小・小規模事業者が経営するフランチャイズチェーンといった2％還元の店舗でも、2％または5％還元の官製ポイント還元と組み合わせ、同社が差分を補填して合計5％相当を還元する。

　楽天ペイ（アプリ決済）の支払元に「楽天カード」を紐付けると1％加算、楽天スーパーポイント加盟店であればさらに1％加算で、最大7％を還元する。注目したいのが実施期間。3月2日9時59分までの約2カ月間にわたって展開する。春先は、迷ったらとりあえず楽天ペイを利用しておけば、間違いないだろう。（BCN・大蔵 大輔）