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好調だった白物家電、増税の反動減で11月は2カ月連続の前年割れ、JEMA調べ

 日本電機工業会(JEMA)が12月23日に発表した11月の国内白物家電の出荷実績(金額ベース)は、1722億円(前年同月比95.3%)と2カ月連続のマイナスとなった。2018年11月から19年9月の増税前まで前年割れしたのは7月だけだったが、増税後は駆け込み需要の反動減に陥っている。


 製品別の出荷金額でルームエアコンの384億円(83.7%)の2カ月連続の落ち込みが大きかった。冷蔵庫は277億円(109.0%)で3カ月連続のプラス。洗濯機は254億円(104.6%)で17カ月連続のプラスだった。

 台数ベースでは、ルームエアコンが41万9000台(84.9%)、掃除機が36万7000台(83.4%)、電子レンジが27万3000台(91.3%)でいずれも2カ月連続のマイナスだった。ジャー炊飯器も、45万4000台(93.8%)で5カ月ぶりのマイナスとなった。

 一方、冷蔵庫が23万7000台(107.2%)で3カ月連続、洗濯機が31万8000台(101.1%)で5カ月連続のプラスだった。洗濯乾燥機は6万9000台(101.0%)で17カ月連続のプラス。洗濯乾燥機の約6割強がドラム式になっている。