【話題のニュースダイジェスト】　12月13日から19日までの期間、「BCN＋R」で注目を集めたのは、スマートフォン（スマホ）決済サービス「PayPay」の「家電量販7Daysキャンペーン」だった。PayPay関連では、PayPayモールの「100億円あげちゃう」キャンペーンが2カ月延長という記事も関心が高まった。iPhone 8が日本で一番売れた記事も多く読まれた。「Amazon Prime Video」やシャオミのスマートフォン（スマホ）「Mi Note 10」も話題だった。ニュースを振り返る。

年末に家電量販店でお得に買い物

　PayPayは、12月16日～22日の期間に対象の家電量販店でPayPayを使って決済したユーザーに、会計金額の10％を還元する「家電量販7Daysキャンペーン」を実施している。クリスマスや年末に向けてお得に買い物をするならおすすめだが、キャンペーンに参加するにはいくつか条件がある。
 
　まず、今回のキャンペーンの対象は、ソフトバンク・ワイモバイルのスマホユーザー。PayPay残高もしくはPayPayに登録した「Yahoo! JAPANカード」で支払う必要がある。その他のクレジットカードで支払った場合は対象外だ。付与上限は1回の会計で1000円相当、期間中は5000円相当。1万円以上の買い物を5回することで、最高還元額に到達する仕組みとなっている。

5年ぶりの快挙

　2008年7月11日に「iPhone 3G」が発売されてから、19年7月で11年を迎えた。全国の家電量販店の実売データを集計した「BCNランキング」によれば、08年以降、毎年、AppleのiPhoneがキャリア・容量・カラーを合算したシリーズ別集計で年間販売台数No.1を獲得。累計販売台数では、19年10月までの集計で、17年9月22日発売のiPhone 8がこれまで1位だったiPhone 6を追い抜き、トップに立った。
 
　ほぼ2年間、トップシェアを走り続け、国内の家電量販店の店頭で一番売れたスマホの記録を5年ぶりに塗り替えたiPhone 8のヒットは、「通信料金は4割下げる余地がある」発言から始まった一連の改革の最大の成果といえるだろう。

日本初上陸のシャオミスマホが発売

　国内スマホ市場に初上陸したシャオミの「Mi Note 10」が12月16日にAmazon.co.jpで発売となった。Mi Note 10は、6.47インチの3D曲面有機ELディスプレイ＆水滴型ノッチを搭載。背面に、1億800万画素の広角レンズを含む5眼カメラを採用しているのが特徴だ。10倍ハイブリッドズームや50倍デジタルズーム、マクロ撮影にも対応するなど、高いパフォーマンスを発揮する。
 
　注目したいのは、スペック＆機能ともにハイエンドながら税込み5万8080円という高コスパを実現しているところだ。なお、RAM8GB/ROM256GB/8Pレンズの上位モデル「Mi Note 10 Pro」も発表しており、こちらは12月23日に同じくAmazon.co.jpで発売する。

「100億円あげちゃう」2カ月延長の不可解

　ヤフーは11月1日～20年1月31日の期間で開催中の「PayPayモールで100億円相当あげちゃうキャンペーン」を、3月31日まで2カ月間延長することを決めた。開始当初、期間中であっても付与総額が100億円に達した場合、途中で終了すると意気込んでいた。
 
　2カ月延長の3月末までの5カ月間のロングセールになることで、オープン記念感は薄れてしまう。不可解な点は、期間が1月31日までとしていたのに、わざわざ年末商戦真っ只中の12月16日に期間延長を発表。直前の発表、早めの撤収というのがキャンペーンの鉄則だとすれば、PayPayモールのキャンペーンはそれから外れているようだ。

Amazon Prime Video 2019 年間ランキング

　Amazonは、2018年10月26日～19年10月25日の期間に視聴された「Amazon Prime Video」の映画・TV番組を集計した「Amazon Prime Video 2019 年間ランキング」を発表した。
 
　映画部門で最も多く視聴された作品は、『劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命 -』。TV番組部門で最も視聴されたのは、『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』だった。

＊「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割（パソコンの場合）をカバーしています。