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緊急時にスマホを充電できるモバイルバッテリー、台風への備えにも

 災害後に販売数量を伸ばすモバイルバッテリーだが、できるなら事前に用意して災害時には安全な場所で待機していてもらいたい。「買っておきたいけど、どれを買えばいいのか分からない」といった場合には、人気製品を頼るのも手だ。乾電池でスマホを充電できる製品も上位に食い込んできているので、チェックしておきたい。

災害に遭うとスマホを使うのに十分な電源が確保できないことも

 全国の家電量販店やECショップでPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、9月に最も人気だったのは、エレコムの「Type-Cケーブル付きモバイルバッテリー(1ポート)ホワイトフェイス(DE-C16L-10050WF)」だ。
 

 容量は1万50mAhで、例えばiPhone 8(バッテリー容量1800mAh程度)なら約3.3回充電することができる。本体充電用ケーブルを接続したまま、スマートフォン(スマホ)と接続すれば、本体と同時にスマホを充電できる“まとめて充電”に対応。最大合計2.4A出力で、充電速度は問題ない。
 
エレコムの「Type-Cケーブル付きモバイルバッテリー(1ポート)ホワイトフェイス
(DE-C16L-10050WF)」

 次いで人気となったのは同社の「モバイルバッテリー ホワイト(DE-M01L-6400WH)」、そしてバッファローの「スマートフォン/タブレット用 モバイルバッテリー 5200mAhタイプ ホワイト(BSMPB5210P2WH)」が続く。注目の製品は、10位に入っているクオリティトラストジャパンの「スマートフォン対応 モバイルチャージャー単三電池4本タイプ(QX-002WH)」だ。
 
クオリティトラストジャパンの「スマートフォン対応 モバイルチャージャー単三電池4本タイプ
(QX-002WH)」

 単3形アルカリ乾電池を4本使用したスマホ用乾電池式充電器で、購入してすぐに使えるよう、単三乾電池を4本付属している。付属の乾電池4本合計で、約1500mAhに相当する。スマホの満充電は難しいが、緊急用のバッテリーとしては重宝する。替えの乾電池を用意しておけば、繰り返し使うこともできる。乾電池のほかにニッケル水素電池にも対応する。

 有事の際に外部と連絡を取るために重宝されているスマホ。それをいつでもどこでも充電できるモバイルバッテリーが無くて困る可能性はあっても、あって困ることはない。台風の接近に伴い、外が安全なうちに備えておきたい。(BCN・南雲 亮平)