今年のトレンドはトリプルカメラ!! 買い替えたい気持ちを後押しする3つの理由
スマートフォン(スマホ)のカメラの進化が止まらない。広角と望遠、静止画と動画など、異なる特徴を持つ2つのカメラを搭載するダブルレンズカメラ(デュアルカメラ)搭載機種が増え、普及価格帯クラスまで拡大。さらに高価なハイエンドモデルは、三眼ともいわれる「トリプルカメラ」が主流となった。
SNSに投稿するため、記念写真スポットやお気に入りのアイテムと一緒に自分自身を撮る「セルフィー」や「オンライン本人確認(eKYC)」の広がりを受け、インカメラの高画素化・多機能化も進んでいる。一部の機種は、何とデュアルカメラだ。
カメラ映像機器工業会(CIPA)が2018年2月に実施した「フォトイメージングマーケット統合調査」の結果を引用しつつ、最新カメラスマホに買い替えるべき3つの理由を挙げよう。
メーカーによって名称や仕組みは異なるが、多くのデュアル/トリプルカメラ搭載スマホは、AIを活用した「シーン認識」や「先読み」、背景を美しくぼかし、印象的な人物写真がキレイに撮れる「ポートレート」など、シングルカメラ搭載スマホにはない(あってもソフトウェア処理なので範囲や効果が限定的な)優れた撮影アシスト機能を搭載する。共通する方向性は、デジタル一眼並みの「プロクオリティ」と、面倒な事前設定のいらない「カメラまかせ」だ。
撮影機材としてよくスマホを使う理由は、「いつも持っている」がトップで67.4%、少し下がって「すばやく撮れる」(62.6%)、「持ち運びやすい」(53.9%)と続いた。一方、撮影時にデジカメを一番よく使う層は、その理由として「きれいに撮れる」が66.8%と飛び抜けて多く、2位の「自分が思うように撮れる」は47.7%にとどまった。
もし、今年後半から来年前半までに同様の調査を実施すると、よく撮るシーンの上位に「夜景」、スマホで撮る理由の上位に「きれいに撮れる」が入るのではないだろうか。それくらいメーカー公式サイトに紹介されている、デュアル/トリプルカメラ搭載スマホの作例の夜景や、セルフィ―を含むポートレートは驚きのクオリティだ。ぜひ確認してその目で確かめて欲しい。
バッテリ自体の持ちも全体的に向上している。例えば、9月20日発売のiPhone 11 Pro/Pro Maxは、同じ画面サイズのiPhone XS/XS Maxに比べ、iPhone 11 Proが4時間、iPhone 11 Pro Maxが5時間、最大バッテリ駆動時間が伸びたといい、約30分で最大50%充電が可能な高速充電対応の18W USB-C電源アダプタと、このアダプタ用のUSB-C to Lightningケーブルが付属する。名称に「Pro」と冠した上位機種のみの仕様変更から、Appleの今後のUSB-C対応に期待が持てそうだ。
秋から冬にかけての季節イベント・恒例学校行事といえば、紅葉、運動会・体育祭、文化祭・生活発表会、クリスマス、お正月、バレンタインなど目白押し。「スマホ」という名のカメラだとみなすと、回線契約なしで買っても損はないだろう。(BCN・嵯峨野 芙美)
SNSに投稿するため、記念写真スポットやお気に入りのアイテムと一緒に自分自身を撮る「セルフィー」や「オンライン本人確認(eKYC)」の広がりを受け、インカメラの高画素化・多機能化も進んでいる。一部の機種は、何とデュアルカメラだ。
カメラ映像機器工業会(CIPA)が2018年2月に実施した「フォトイメージングマーケット統合調査」の結果を引用しつつ、最新カメラスマホに買い替えるべき3つの理由を挙げよう。
理由1. 選択肢が増えた
デュアルカメラ・トリプルカメラとは、カメラ・レンズ・フラッシュで構成するカメラユニットの数を示す。18年夏モデルで世界初の「HUAWEI P20 Pro」のみだったトリプルカメラ搭載スマホは、19年夏モデルでクアッドカメラ(広角 ・超広角・望遠・ToFカメラ)を搭載する「HUAWEI P30 Pro」、Leicaトリプルカメラを搭載する「HUAWEI P30」をはじめ、ソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia 1」、サムスンの「Galaxy S10+/S10」、OPPOの「Reno 10x Zoom」など多彩になった。Appleも、9月発表の新モデルのうち、「iPhone 11 Pro/Pro Max」はトリプルカメラ仕様になり、複数のOS・メーカーから選べるようになっている。メーカーによって名称や仕組みは異なるが、多くのデュアル/トリプルカメラ搭載スマホは、AIを活用した「シーン認識」や「先読み」、背景を美しくぼかし、印象的な人物写真がキレイに撮れる「ポートレート」など、シングルカメラ搭載スマホにはない(あってもソフトウェア処理なので範囲や効果が限定的な)優れた撮影アシスト機能を搭載する。共通する方向性は、デジタル一眼並みの「プロクオリティ」と、面倒な事前設定のいらない「カメラまかせ」だ。
理由2. 夜景モード・ポートレートモードがパワーアップ
CIPAの調査によると、写真を撮影する際、スマホしか使わない層(スマホのみの層)がよく撮るシーントップ3は、「風景・夜景」(43.3%)、「料理」(36.3%)、「国内旅行」(32.9%)だった。いわゆるスナップ写真が中心だ。撮影機材としてよくスマホを使う理由は、「いつも持っている」がトップで67.4%、少し下がって「すばやく撮れる」(62.6%)、「持ち運びやすい」(53.9%)と続いた。一方、撮影時にデジカメを一番よく使う層は、その理由として「きれいに撮れる」が66.8%と飛び抜けて多く、2位の「自分が思うように撮れる」は47.7%にとどまった。
もし、今年後半から来年前半までに同様の調査を実施すると、よく撮るシーンの上位に「夜景」、スマホで撮る理由の上位に「きれいに撮れる」が入るのではないだろうか。それくらいメーカー公式サイトに紹介されている、デュアル/トリプルカメラ搭載スマホの作例の夜景や、セルフィ―を含むポートレートは驚きのクオリティだ。ぜひ確認してその目で確かめて欲しい。
理由3. バッテリ・充電関連が強化 ワイヤレス充電もOK
裏表のない新しいコネクタ形状のUSB Type-Cと組み合わせ、短時間で充電できる「急速充電」は、スマホをカメラ代わりに使う場合に役立つ。イベントや旅行時、長時間撮り続けてバッテリ残量が減っても、休憩中や移動時間にモバイルバッテリ経由で充電してそのまま撮り続けられるからだ。さらに、置くだけで充電できる「ワイヤレス充電」に対応していると、自宅やオフィスでの充電が楽になる。バッテリ自体の持ちも全体的に向上している。例えば、9月20日発売のiPhone 11 Pro/Pro Maxは、同じ画面サイズのiPhone XS/XS Maxに比べ、iPhone 11 Proが4時間、iPhone 11 Pro Maxが5時間、最大バッテリ駆動時間が伸びたといい、約30分で最大50%充電が可能な高速充電対応の18W USB-C電源アダプタと、このアダプタ用のUSB-C to Lightningケーブルが付属する。名称に「Pro」と冠した上位機種のみの仕様変更から、Appleの今後のUSB-C対応に期待が持てそうだ。
秋から冬にかけての季節イベント・恒例学校行事といえば、紅葉、運動会・体育祭、文化祭・生活発表会、クリスマス、お正月、バレンタインなど目白押し。「スマホ」という名のカメラだとみなすと、回線契約なしで買っても損はないだろう。(BCN・嵯峨野 芙美)